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2012年10月19日 (金曜日)

栗ごはんあなたのキスの味がする ─ 10月中旬篇

10月8日

▼新米で誕生祝う寒露かな

店先のお米がすっかり新米に変わってしまった。
子どものころなら、10月10日に運動会があって、
まだまだ秋の稲刈りは済んでいないところもあったなあと思う。

青いミカンを運動会を見に来てくれた家族と食べた思い出。
これは次の世代の子たちには伝えられないのだな、とも思う。

10月9日

▼自画像に白く豊富な毛をのせる
▼夜が更けて貴方の似顔絵描いている

窓を開けはしていると少し肌寒いと思う夜があるこの季節。
考え事をするにはもってこい。

10月10日

▼この次の満月の夜に乾杯しょ
▼ねえ二人でいつか月まで飛ぼうと……
▼その辻の向こうであの子が待っている

この次の……なんて書いているので、この夜には月はなかったのだろうか。
満月が過ぎて、日々細く欠けてゆく月を見上げていたのかもしれない。

誕生日が近いせいか、少しウキウキするのだ。

10月11日

▼あの人に真っ赤な林檎のラブレター
▼秋の恋。これが一番燃えている
▼枝豆が妙においしい神無月
▼卵焼き黒く焦げたの朝寝坊

枝豆を茹でて食卓に出しながら、今が旬なん?とツマが言う。
そうかもしれないな、と答えて豆をつまむ。
地場産の豆だそうで、美味しい。

稲刈りのころに豆も収穫したのだから、旬なのだ、きっと。

そんなことが分からなくなっているなんて誰にも言えない。

10月13日

▼秋色のカーデガンの背中見る

こんなことを誕生日に書いて
その1行だけしか残っていない。

誰の背中を見たのか。
どんな人を思い浮かべていたのか。
それはいつ頃のことを頭に浮かべているのか。

私は、カーデガンという洋服をあまり好まず
ツマは大好きでよく羽織っている。

秋色ってどんな色だろう。
想像は目まぐるしく展開してゆく。

誕生日。
リクエストを叶えてもらって、ケーキは省略。
水割りを少しオマケしてもらう。

10月14日

▼灯台へのらりくらりとあなた流
▼青い海背中のキミにプロポーズ

10日に神島に出かけたときに
鳥羽の港で海上保安庁の巡視船が出てゆくのを見た。

自分が行けなかったからって、ムスメを海上保安庁に就職させようとまで考えた私だから、
ああ、船に乗る人になりたかったなあ、としみじみと思いながら船が残していった白い波を見ていた。

10月15日

▼大根の白き肌食べごろに

少し、艶も出してみる。

10月16日

▼願い事叶えるために今夜はここでペンを置く

風呂から上がって、寝所で本を読んでいる。
三冊も借りてきたので。

10月17日

▼まとまった雨おかまいなしに肩濡らす
▼石跳んで雨の庭先色とりどり
▼秋雨が濡らす軒先吊るし柿
▼あずき叩き冬には旨い餅食おう

休みだったので、母を訪ねてゆく。
お米をもらって、話をしてくる。

庭にて、柿
庭にて、柿

いつも同じ話をするわけではなく、話題は次々と抱負だ。
80歳超えてこれだけ頭の中が、喜怒哀楽に満ちていれば心配ないか。
友だちが次々と消えてゆくのが悲しいようだ。

10月18日

この雨が激しい雨に変わるころ、
あなたの傘は涙色、
金木犀の咲き誇る
テラスの家に消えてゆく、
好きでも追えない私を置いて

冷たい雨が柳を濡らす、
喜び満ちて出会った人と、
悲しみ流した疎水にかかる、
石の小橋で指切った、
約束遠く秋寒し、
雨いよいよ激しくて

▼栗ごはんあなたのキスの味がする
▼追いかけて雨一段と容赦なく
▼雨沁みてキミの帰り待つ改札口

演歌の作詞家になりたかったの
と好きな人に打ち明け話をしても
ふーんそう…といって、気に留まらなかったことを思い出している。

10月19日

▼秋の薔薇咲いてあなたの笑顔の如し
▼秋の花あなたに逢える日を想う
▼秋晴れや風爽やかで家におり

太平洋の沖を台風が関東の方面に進んでいる。
けれども、昨日まで激しく降った雨は早朝にはあがった。

洗濯ものをパリッと広げるその音がすがすがしい。

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