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2012年8月31日 (金曜日)

指切りは九月になってやり直す-八月下旬篇その2

8月28日(火)


わたしがあのとき捉まえようとしたそよ風は
わたしの手の指の隙間を抜けてするりとむこうに消えていった。


いつか夢に出てきたあの人がさようならと手を振って
そのあとの一瞬のうちに消滅してしまった魔法の木陰のようなところへ、
そよ風は吹き抜けていった。
あの人も風のような人だった。


ほんとうに気持ちを伝えたい人にはなかなかそのことが伝わらないものだし
伝わったとしても不完全で不満足なことが多くて
一生懸命に説明をするればするほどかけ離れて行ってしまう。


福島に行って、帰ってきてからは、平穏な日々が続いていて
十七音のつぶやきもサボって
来月16日にあるダンスパーティーの演奏も頑張ろうというつもりで
扇風機を全開にして楽器を吹いています。


▼そうしよう今夜は1人で乾杯


何よりも夏が終わって秋になるというこの八月下旬の
稲刈りの痕の田んぼの匂いが好きだ。


黄色は残光が目を刺激するようで好きになれないのだけれど
まあ、白い雲と青空に上手に収まった黄金色の田んぼは好きです。


▼秋風がさらっていった僕の恋


近ごろは
心を揺るがすような事件もなければ出会いもないし
こういうときは
懐かしい音楽を吹いているのがよろしい。


▼冷コ一杯飲みほしたるえくぼかな
▼山ひとつ越せば貴方の胸の中


寒くなったらそれなりにぶーぶー言うのだろうけど
人はぶーぶー言わなければ、生きている証なんてないのだ。


8月30日(木)


いつもの車窓から


いつもの朝の車窓から

▼指切りは九月になってやり直す


何か新しいビックリに出会いたいな。
そんなことを考えている。 



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