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2012年7月24日 (火曜日)

旅のはじまり ─ 花も嵐もⅡ その16

私たち二人は世のじゅうの恋人のようにいくつものチェックポイントをクリアしてきたわけではなかった。好きだという直感だけで友だちになり、理屈も見込みもなく、好きな人のそばにいるのにとやかく考えることなど何もないという正直さだけで暮らし始めた。


楽しく幸せな日々は始まった。その幸せな日々は人生という長い時間軸の上で、家族という暮らしに包まれてインキュベートされ形を変えて30年を過ぎようとしている。その輝かしいタイムラインのはじまりには二人だけの旅があったのだ。


ツマとは北海道へ二度行った。私は学生時代にヒッチハイクで回った経験があったので、第2回目と第3日目がツマと一緒だった。ムスメがまだ2歳のときにもひとりで出かけた。そのときのことはまたの機会にゆっくりと書きたい。


1984年と1986年の夏に日本海を船に乗って行った。二人乗り(タンデム)である。記憶は相当に薄れてしまっているが、写真が何枚か残っている。一人旅では写真をほとんど撮らなかったのだが、二人で行くと撮りあうので記録に残ってくれる。


今考えるともっと撮ればよかったと思う反面、あの時間はあれでよかったのだから、今残っているものだけで十分だと思おうという気持ちもある。思い出すためにもう一度二人で出かけるチャンスがあればよいし、なければなかったでそれだけのことと思おう。


小樽まで、30時間ほどの船旅だった。今はフェリーの速度が向上して半日ほど早く着くと思うが、あのころは二泊しなければ北海道に着かなかった。


会社の夏休みにプラスして休暇を取って、仕事が終わった夕暮れ時に敦賀の港を目指した。2回のうちもう1回は舞鶴だった。日が暮れ始める国道を胸を高鳴らせて走った。深夜11時ころに油臭くて蒸し暑いフェリーのデッキに滑り込み、あくる日1日じゅう船の中で南国でのバカンスのような時間を過ごし、翌朝、小樽の港へと到着する。


私たちの旅は、どんな旅の案内本にも書かれていない私たちだけのものだった。世の中の誰もが経験できないような私たちだけの旅であった。喧嘩もしたしトラブルもあった。出逢いも別れもあった。食べたし遊んだし、ムダ遣いもした。ハワイに行けたなと後になって言い合ったほど贅沢な旅だった。その記憶も消えてゆく。


それでいいのだ。このごろ、そう思う。私たちは次のステージを作らねばならないのではないか。人生を全うするためのステージだ。うしろ向きではなくそう思うのだ、ころごろ。

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