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2012年6月 2日 (土曜日)

ひきだし

開けることを忘れていたほどほったらかしにしてあった本棚の下のひきだしに、おとやんの直筆の手紙があった。

学費を振り込んだので、しっかり勉強しなさい

と書いてある。

三十四、五年前のものだ。

鉛筆書きで
旧仮名づかい。

しょっちゅう手紙を書くと
勉強の気が散るので
手紙はあまり書かないことにする。

健康に気をつけて。

と書き、終わっている。

公衆電話といえば、店先に赤電話があっただけの時代だ。
手紙を書く夜は、さぞや長かったのだろう。

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