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2012年6月16日 (土曜日)

感謝を込めて

初任給は感謝の心を込めて。
先日、うちの知事が年度の初めの挨拶で新採職員向けにこんな話をしておられた。

これを聞いて私は、自分が父にも母にもお礼や感謝を怠ったまま過ごしたことを悔やんだ。今となってはもう遅いので、自分の未熟さを感じる。私はさらに、還暦の祝いも退職の祝いもしなかったので、今さら誰にもその後悔を告白できないことも辛いし悲しい。

自分は一人で生きてきたのではないのだし、あらゆる人にお世話になってここまできていることをいつも忘れてはならない。そのことを若いうちに、実感を持って認識できるかどうかはその人物の善し悪しまで判断できるほど大事なことだ。今更になってそう思う。

それ故に、知事の言葉は、本当に新採の子たちに届けたいと思った。お父さんが健康で生きておられる方には、理屈抜きでお伝えしたい。何も理由はいらないから、今まで自分が生きていることと父が生きていることだけを祝って乾杯をし話をするのがいいと思う。そして、ひとつの人生において得た哲学をひとことでもふたことでも、2時間でも3時間でも、聞いておくのがいいと思う。

話は詰まらなくても大いに価値があるし、亡くなられてからでも価値が出る。その話を生かすも殺すも貴方次第で、生かせないような人は人を活かす才もないと言えるだろう。見る目もなければ自分の才能も芽生えさせることができないはずだ。

私が生まれたのは父が26歳のときで、大学に進学するころは44歳から45歳ほどだった。私が父と同じ26歳になったときに父は52歳だった。つまり私が生まれたときの父の年齢で私は結婚したということになる。その年、私はわずか2年しか社会人を経験していなかったのに。

私が34歳で父は60歳(還暦・退職)になり6年後66歳(私は40歳)で逝く。父が息子を進学させるのに最も苦労した44から45歳に私が到達する前に死んでしまった。その年齢になって、苦労だった頃の話を蘇らせて聞かせて貰うことはできなかった。
さらに、その年齢で私は仕事の転機を迎えた。もし、生きていたら私の人生は違ったものになっていたような気がしてならない。

父は私に学費を送りながら日々苦しい思いをしていると、不定期に送ってくれる手紙の中で綴っている。はっきりとは書いてないのだが、資金的に苦しいのだが父としては弱音を吐けないし、息子が卒業するまではがんばるぞ、オマエもがんばれよ、と自分にいい聞かせるように鞭を打っている様子が私にあてた手紙から伺えるのだ。

決して身体が強かった訳でもなく、精神的にも負けん気のある方ではなかっただろうから、毎日の暮らしの中で何を思って仕事に出かけて行ったのか、どんなことに歯を食いしばって生きていたのか、今となっては不明なままだ。

それを尋ねても正確に答えられる人もいないのだが、それには及ばぬことなのかもしれないと、ふと思うことがある。そう。あの人が何を思っていたのかは、今の私が何を悩んでいるのかと全く同じなのだ。そのことに気づくのが遅すぎた。

【遺す言葉】

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