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2012年5月 2日 (水曜日)

周山街道 ─ 花も嵐もⅡ その9

【周山街道】

京都というところが予想以上に不便なところだったので、通勤にはバスではなくバイクを使った。自動車を買うほど余裕もなく、ありったけの給料をはたいて夏にCBXを購入し、高校卒業以来二輪車から遠ざかっていたのを終わりにしてバイクとの暮らしが始まる。

休日には、市内の古刹を巡ったり京都市の郊外の寺院にカメラを持って出かけることが多くなる。特に天気のよい日は、周山街道を走って日本海へと向かった。

あのころの周山街道は、狭くて険しい山の中をいくつもの峠で越えていった。現在のものからは想像できないほど田舎の街道だった。大きめサイズの車であったらこんな峠を走るのがさぞかし嫌だったのではないだろうか。簡単にすれ違えない箇所が峠にはいくつもあった。

今は新しい道ができて、てっぺんはトンネルで越えてゆく。昔ながらの集落が山のふもとに寄り添うように散在しているのを遠くから眺めるように盆地の真ん中をバイパスが突っ切っていってしまう。

バイクツーリストたちは、この快適道路を愉しむために大勢やってくる。休日のドライブインや道の駅にはバイクがあふれている。

私がひとつの時代の区切りとしてバイクを降りて徒歩とか自転車に乗り換えていこうと考えるのは、このように群がる人たちと私の間にバイクという乗り物の共通点があるだけで、過ごす時間や感じる対象は食い違ってきているからだろうと思う。

私の時代は終わった、のではなく、私は次のステージへとゆかねばならないのだ。

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