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2012年4月25日 (水曜日)

中山道 ─ 花も嵐もⅡ その7

【中山道】

初めての旅が乗鞍だったということは大きな意味を持った。その後、何度も信州へ足を運ぶきっかけとなったのが乗鞍だったし、アプローチが中山道と飛騨高山側とに分かれたので、変化があった。素晴らしい場所であると同時にアプローチを愉しむ旅を覚えてゆくことになった。

景色が良いこと、蕎麦が美味しいこと、そして何よりも道草旅をするために乗鞍へと向かった。中山道は情緒があって、何度行っても飽きずに道草ができた。少しずつ、伊那谷のほうへと足を伸ばしたりしながら、峠道を愉しむ旅は続くのだ。

永年乗っている間に三河から伊那方面へ向かう道路も整備されてきたし、権兵衛峠もトンネルになってしまった。実はまだトンネルを走っていないのだが。中山道には道の駅が充実したし、町をバイパスする道路がいくつも増えてきた。

30年間という時間は目を瞑っている間に過ぎたわけではないので、少しずつの変化を見ながら、時には道路の開通に驚きながら走ってきた。

正直、このように便利になった道路を走って、もうこれ以上旅をする気はなくなってきている。便利を理想としてきたわけではなかったし、早く移動できることを望んできたわけでもなかった。だから、これからは列車に乗って、徒歩も使っての二人旅を愉しんでいこうと思う。

中山道といえば、お蕎麦を食べに次から次へと店を捜し求めた。地元の人たちと石垣に凭れて話をし、暮らしの変化の様子を聞いたり、美味しい蕎麦や自然の味覚を味わった。

木曽馬のことも学べたし、栗きんとんや五平餅にも出会えた。自分の足で地元を掘り起こして見つけたという満足感が私にはあって、今や雑誌やメディアで取り上げられるそれらを、私は私の時代に味わえたことがこの上なく嬉しい。

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