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2012年4月14日 (土曜日)

閑話 ─ 花も嵐もⅡ その4

【閑話】

「その3」の話は、 第20話【花も嵐も】 寂しい風になりたい<紀州山中> で書いた内容でした。書いてから気がつきました。よほど強烈だったということでしょうか。

さて、この旅を初めてのツーリングといっていいのかどうかはわからないぞ、と思いつつ、確かに和歌山県、潮岬への旅は24歳の私には衝撃的だったなと回想してる。

何事も未熟であるということは無限の可能性を秘めているということを意味するのだろう。人は、未完成の道をどこまでも走り続けなければならない。しかし、そこでは目標を失っているわけではなく、お決まりの道やチャレンジの手段に決まり手があるというわけではないというだけのことではないか。

だから、思案に暮れてさまざまなルートを考え出して何度もチャレンジを繰り返す。違った季節に訪れてみる。いつだってその瞬間の自分がいるように、その道を走り行くときにはそのときなりの自分がいる。走りきってしまえば終わりというものではないだろう。

峠を越えてゆく味わいに私が夢中になってゆくのは、この和歌山県の山のおかげなのかもしれない。あの当時は、紀伊山中の素晴らしさを受け止めるだけの器が私にはなく、紀伊半島を少し走って次の地域へと気を移らせていった私だった。しかし、10年も20年も走ってのちに紀伊半島に帰ってきた自分を振り返ってみれば、あのときの私は未熟であり、日本中へと飛び出して行ったのもひとつの旅の儀式だったとさえ思う。

原点に戻りたくなると「牛廻越」のことを思い出す。

紀伊半島で旅の手がかりをつかんだような気分になった私は、その年の秋に信州へと向かう。何故、信州なのかは今はわからない。そこに高速道路が通じていて、まだ行ったことにない土地があったからだろうか。

その頃は、温泉に興味があったわけでも、ご当地の美味しい食べ物-グルメという言葉は一般的ではなかった-に関心があったわけでもない。登山にも興味を持っていないし、風景にもさほど感動しない。どうして、バイクなのか、どうして旅なのか、それは今となっては想像の域で回想をするしかない。

学生時代にパイプフレームのパッキングを担いで戸隠連山に行ったり、小さなキスリングのようなザックで北海道をヒッチハイクした。寝袋ひとつを持って三宅島に行ったこともあった。そのときの好奇心と冒険心が消えていなかったのか。

村会議員を務めていた私の祖父は博学だったという。日本の情勢のことを良く知り、何でも幅広い知識を持った人で、俯瞰的な視点があったという評判を聞いたことがある。一方で日本左衛門とも呼ばれたそうで、行ったわけでもないのに日本の地理のことをくまなく知っていたそうだ。もしかしたら、子どもの頃にその祖父の膝の上で昔話を聞いたからなのかもしれない。そんなわけで、何の情報も予備知識も持たずに1982年の秋に私は信州へと旅に出る。

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