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2011年10月30日 (日曜日)

続 3匹のこぶた (その3)

(その2)

地震は突然やってきました。今までに避難訓練を何度もおこなったにもかかわらず、この地震のときには何をどうしたら良いものやら、すっかり大事なことは忘れてしまっていました。

レンガの家を建てたひー子は、子どものころに物語を聞かされてレンガの家は狼にも吹き飛ばされない丈夫な家だと信じていました。

けれども、大きなゆれが前に後ろに右に左にとやってくると、レンガとレンガの間には亀裂が走り、屋根ががたがたと崩れ落ちました。

ふー子は木の家を建てました。木でできた家は、レンガのように頑丈ではなく、火事になれば燃えてなくなるのが怖いよ、と教わりました。でも、狼に飛ばされそうになっても、しっかり作っておけば頑張れると信じていました。

地震が来たときは揺れました。ぎしぎしと音をたてて揺れて、窓ガラスが割れました。そして柱が倒れて、家は大きく傾いたままになってしまいました。

みー子は、藁の家でいいと考えました。

狼がやってきたときには食べられるので心配をしながら暮らしていましたが、近所のみんなが力をあわせてお互いを守りあう工夫をして、仲良く助け合いながら暮らしていれば、怖いものなどないと信じていました。世の中の悪いものは、自分たちの知恵で防げると思いました。
でも、火事になったら燃えてしまうので、火の用心には注意しました。

地震のときは揺れましたが、藁の家には窓ガラスはありませんから心配なし。柱も無いので倒れません。大きな揺れのときには家の真ん中で天井を見て揺れが静まるのを待ちました。藁の家は船のようにゆうらゆうらと動いていましたが、天井も藁の壁もみんな大丈夫でした。

2011年10月29日 (土曜日)

叶わぬもの その2

叶わぬもの を書いて、静かな余韻が訪れる。

わたしは、少しずつ昔へ昔へと引きずり戻されてゆくのだ。
輝かしいときもあれば、墨色に沈んだときもある。

浮き沈みを繰り返しながら、今もこうして得体のしれない時空を浮遊している。
正体が不明であればあるほど、もしかしたら、自己満足のできる作品が仕上がるのかもしれない。

しかし、人はそんなものなど、これっぽっちも評価しない。

--

ふとしたことで、1978年からの4年間に出したはがきを再び見た。
それは、万年筆でかいた年賀のあいさつ文で、中学時代に特別に仲良くしていた女の子で、高校時代の空白の時間を経て大学時代にときどき手紙を書いていたのだった。

手紙にはいつも、東京を離れていつかは生まれ故郷に帰りたいとか、就職を決めたときには、このまま京都かもしれない、などと書いている。

十九歳から二十三歳までの手紙をみて驚くことは、今とまったく字の下手さ加減が変わっていないこと、文体までも似ているような気がすることだった。
わたしにとったら宝のような手紙をその人は処分に困っているようだったので、写真に撮ってメールで送ってもらって見ることができた。

棄ててもらおう。

--

話を、「叶わぬもの」に戻そう。

▼一度だけ貴方を憎んだことがある

ここには憎んだ理由も書いてなければ、誰を憎んだかにも触れていない。
貴方が誰かも分からない。

本当に1度だけだったのか。
2度と会わない人だったのか。
会えなかったために憎み続けることができなかったのか。

▼あの頃は海がみたいが口癖で

さて、どこの海だったのかな。
誰かと見に行きたいと願っていたのだろうか。

海は何をわたしに語りかけてくれたのだろうか。

▼君の住む入江の街の朝が好き

そんな入り江にわたしが立ったことが果たしてあったのだろうか。
朝日を見ながらわたしは無言で居るのか、居られるわけもない激しい衝動。

静かな凪の中を漁船が外海へと出てゆく。
そんな静かな風景をドラマのように夢見るだけだった。

君が好き。そう言いたかったのだ。

▼いつまでもナイショでいいの好きなこと

叶わぬものは、それならそれで
そっといつか忘れてしまうまで、置き去りにするしかないよね。

自分で自分に、
ナイショなんだからといい続けて
叶わぬものは、忘れてゆくのだろうと思う。

4つ書き残した十七音のつぶやきも
きっと十年後くらいには、
その意味すらも、思い出せなくなっているような気がする。

新しいロケ地で新しいドラマを撮り始めなきゃ行けないよ、と自分に言い聞かせてみる。

2011年10月26日 (水曜日)

物語は進まないほうが愉しいかも。その8

たいしたものだ。バカンスということで、7日間ポルトガルに滞在して、のんびりと過ごしてきたそうです。

女ひとり旅。

 ── 訳ありと思われるんじゃあないですか?

なんてことは質問したりしたらアカンのよね。

そういうわけで先日。あら、いつだっけ。そうだ、24日月曜日だ。

お昼にこの人の居る部屋の前を通り、すりガラスに動く人影に気をとられながら、下りの階段に差し掛かったとき、彼女が現れまして

 ── あら、(食事に) 今から行くのですか。
    (洗面かロッカーに行くつもりだったらしいのを少し迷いながら)
    一緒に行こうかなー

というので、私は心にもなく

 ── 別に一緒じゃなくてもいいですけどね

と、断るわけではないが、拘っているわけでもない素振りをして彼女を置いてけぼりにしたのです。

ひどい奴だとお思いでしょうが、そうでもないよ。心は。

*

というわけで先に食堂で食べていましたら、飄々と現れて、私の席の隣が空席なのを見ながらほかのテーブルに行こうとするので、まあ、それはいささか迷いながらの様子ではあったので、

 ── どうぞ、おいで

といったら、素直に隣へ。

私の横が嫌なんだろうか。
それとも知っている人の隣は嫌なんだろうか。
ゆっくり1人で食べたいのだろうか。
座り心地の良い好きな席があるのだろうか。

などと、いっぱい気になることがありながら、言葉で切り出したのは

 ── ポルトガルでしたっけ?イタリアでしたっけ?

と白々しい質問だった。そして答えを待たずに、

 ── ポルトガルでしたよね。写真とか見せてくださいね。メールでびゅーんと送ってくれれば簡単やから。前にメール書いときましたけど、あそこになかなかくれないし、何か理由でも…… (もぞもぞ)

そういう内容を話したと思うのだが、彼女の答えは

 ── メール書いてありました?

だったのでした。

なんだ全然気にかけていないのか。天然なんだろうか。そうでもないと思うが、ひょうきんさは人一倍ありそうだ。負けん気も意地も十人分くらい強そうだし、はて、私の軟弱振りがバレてもまずい。

 ── (天の声) そんあのすぐばれるもんよ。正体なんて少し話せばもうバレバレやと思いなさい。

というわけで、メールをくれれば写真が見れるのでメルアドを教えてくれれば返信を送るし、と言ったのだったか、メールを入れておきますと先に言われたのか、記憶に無い。頭の中は混乱していたようで、本能の自動操縦状態。

お昼休みにデスクのPCに連絡をくれたらしいのに私が気づいたのは3時を回っていたので、仕事中にデスクのPCから個人的なメールを送るわけには 行かず、定時を待ってから教えてくれたケータイに連絡が届いたお礼のメールを送った。当然、写真も見たいのでそのことも書き添えた。

職場からの坂道を降りながらそんなメールを送って、メールが分かったということに非常に安心をし、なんだか一日が終わったほどにだらーんと落ち着いてしまって、列車を待つ間にもぼーーっとしていたのかもしれない。

胸のケータイがブルルと震えたので、何気なしに見てみると彼女からのポルトガルでの写真だった。なんと早い返信だ。(暇なんやろか)

 ケータイにメールが来たのブルルンと

そんなふうにして月曜日の夕暮れは終わっていった。

*

どんなことをメールで話せばいいのか、
何を尋ねればいいのか、
難しい。

悩みは尽きない。

手紙書く、きのうおでんを食べました ─ 霜降篇

10月25日火曜日

▼キミとボク、間にくっきり線がある
▼きのうから好きになったの、キミのこと

朝の通勤列車で、わいわいキャンキャンとやかましい女子高生たち。

これが、帰りの列車では勤め帰りの若い女性。数年のキャリアかな。
久しぶりに再会した友だちと向かい合わせで話が弾む。
1人はいつも近くに座る子でひっそりスマートフォンを触っているのに、きょうはおしゃべりを愉しんでいる。
彼氏を部屋に招いて食事を振舞うときの心理裏話のようなことを話しながら、ときどき私をチラ見する。

10月24日月曜日

▼淋しいと夜汽車の窓にすむ人が言う

「物語は進まないほうが愉しいかも。その8」のネタが出来たので、時間が出来たら書きます。
激動、感動、激震。

きょうは霜降。

▼いつだってコーヒーカップはふたつある

そんなことをふと思い、人にはさまざまな幸せがあるのだと想像する。
ひとつの言葉は幾重にも分かれて膨らんでゆく。

▼霜降に毎日同じ薬飲む

10月23日日曜日

月を見上げ月のような人を想い、
星をみて星のように消えた人に会いたい
と思う。

そんなことをつぶやけば、誰かが

 ── 今更逢っても得るものも与えるものもなく
   語り合えるほど私の中に貴方は居ない
というように書いている。

なるほど。

そんなものなんだな。

10月22日土曜日

▼手紙書く、きのうおでんを食べました

ほんとうは、カマスの干物(開き)だったんですけど、
少し肌寒い夜に机に向かうとそんな十七音がでてくる。
この便りはどこの誰に届けられるのだろうか。
秋の夜空を。

叶わぬものいろいろとありますが

八月が過ぎ

あれは九月のことだったのだ。

夏の暑さがのころ日々、空を見つめては「九月の雨」を口笛で。

  • 一度だけ貴方を憎んだことがある
  • いつまでもナイショでいいの好きなこと
  • あの頃は海がみたいが口癖で

東海柳壇・朝日新聞の9月6日の〆切にこの順番で3つを投げた。

読んでくださる方と、思いを募らせる私の、ささやかな食い違い。

そこには、説明が無い。
それでいいのだ。

東海柳壇

10月25日朝日新聞、東海柳壇切抜き

2011年10月24日 (月曜日)

iCloud むふふ

友だちが「iwork」のことを書いていた日記に。コメント

----

それって、iCloud みたいなもんですね。

これってなかなか面白くて使いやすい。

パソコンや携帯端末を、仕事から切り離して
自分だけの世界で愉しもうと思っている私には
面白く使えそうです。

データ容量やクラウドは、オマケなんです。
この、ぼんやりとした身の周りの片付かないデータや落書きを、
残しておくだけのモノですけどね。

やっぱし、ウインドウズは嫌いなので、アップルにしようとほぼ心は固まっています

2011年10月23日 (日曜日)

秋の夜に

月を見上げ月のような人を想い、星をみて星のように消えた人に会いたいと思う。

2011年10月22日 (土曜日)

苦笑い貴方の優しさ雨予報  ─ 十月中旬篇

面白味がなくなった。

どうして?

そう、恋をしてないからさ。

│ 10月21日 土曜日
└─────────

▼苦笑い貴方の優しさ雨予報

雨予報だったけど、晴れてきた。
このまま、かな。

│ 10月20日 木曜日
└─────────

何の変哲もなく秋が深まる。
紅葉を見に行く計画すら思い浮かばなかった。

凪をさまよう迷子の流木のようだ。

▼アクビする口を蓋せよ女子高生
▼サンマ焼く炭をつついて時を待つ
▼議事堂が邪魔なんです茜空に
▼冬鳥やちょこんと澄ます門扉

│ 10月19日 水曜日
└─────────

▼秋の夜かの人想いペンを持つ

と書いたものの
出すあてはない。

秋は秋で、ビール風味もウマイ。

▼栓を抜く音大好きともう一本

秋なので、風呂を沸かして入るようになりました。
38度か39度くらいがいいです。

▼髪洗うシャンプー少しで済む五十代 

│ 10月17日 月曜日
└─────────

▼いつまでもナイショでいいの好きなこと

随分昔のメモが出て来た。
こういうの、やっぱし好き。

恋をしなきゃ。

│ 10月15日 土曜日
└─────────

▼柿盗み頑固オヤジに怒鳴られて

駅のホームのわきに、美味そうな柿が成っている。

ほら、きのうより一個減ったんよ。

│ 10月14日 金曜日
└─────────

タンス長持ちあの子が欲しい。
わたしゃほんとは君欲しい。

▼ねえ僕と結婚しないと言うてみる

│ 10月13日 木曜日
└─────────

日暮れが早い。

汽車を降りて跨線橋の階段を昇るときには、もう灯りが欲しいほど暗くなっている。

夕焼けは終わっている。
山の頂上付近のオレンジ色が、燃え尽きたような空へと変わりつつある。

少し前の日記でも書いたけど、

駅のホームでは次に来る汽車を待つ高校生たちが、行儀の悪い座り方で、ペットボトルのお茶などを飲んだりしながら喋っている。

進学校だから補習だったのかもしれない。
大人だったらこの時刻は早いほうで、残業も無くて楽な日だったと思いながら帰って来るところだろうが、高校生はそうでもないのだろう。

あのころ、僕はどんなことを考えながら毎日を送っていたのだろうか。
そんなことを振り返る。

落書き

落書き

松尾君ってどんな子かな。
そう思います。

大人だからね、僕は。
キミたちの心は、分からないのかもしれない。

│ 10月12日 水曜日
└─────────

誕生日に
サントリー山崎、ハーフボトルを買ってもらった。
ふだんの4倍もするのに、衝動的!

│ 10月11日 火曜日
└─────────

帰り道が暗くなってきて
新しく建った家には
小さな子どもがいる。

大きな声でお母さんを呼んでいるのが、
垣根の前を通ったときに聞こえてくる。

すき焼きなんだ、と、ほっとする。

▼帰り道スキヤキにおう路地裏に

夕焼け。
暗い空に消えてしまった。
月もなく。

▼あの人は自分がネコだと気付かない

ココログ広場から

ほんとうに、気まぐれです。

突然ですが、「ココログ広場」から抜けてしまいました。

いまいち、加速をしなかったこともあって
まあ、昔どおりひっそりとするかな、と思っています。

仲良くしてくださった方々、またブログで会えることを祈ります。(来てね)

ブログの場合、コメントを頂いたりしたみなさんをトレースしにくいので
どこかに書き留める方法か履歴か足跡をのこせる方法を考えます。

--

私としては、トラックバックをしてもらうのが一番嬉しいのです。

iPhone

iPhone 4S が来た日
2011年10月21日 (金)

2011年10月19日 (水曜日)

マシアス・ギリの失脚 池澤夏樹

池澤夏樹の作品を読み進みながら思っていたのだが、現代の映像メディアが安易に金儲け主義的に映画を作ろうと試みても、その着想に仁王立ちになって、簡単には貴方たちに映画にさせてたまるもんか、と作品自体で主張しているようだ。

これは活字の作品なんだ。紙に書いた小説なんだ。と作品自体が言っているのですわ。

だから、絶対に映画には出来ないし、映画にしても面白くないし、こんな作品をそう簡単にシナリオに書きなおせるような人も居ないだろう。

終わりのほうに近づくに連れて、いっそう、この擦り切れ始めている作品を文庫本で読み、何度も戻って読み返し、時には音読をしてみながら、作品の物語空間というべき多次元の瞑想のようなものに浸ってゆく。

映像どころか、電子ブックも寄せ付けない。紙を一枚一枚捲りながら、インクで書かれた文字を目に焼き付けてゆくという、小説というものがこの世に生まれた宿命を私たちが味わい、さらに作者が作りあげた物語も愉しむのだから、これほどお得なモノは無い。

日本と親密な関係で大統領に上り詰めているマシアス・ギリなのだが、存分の悪戯を働く物語でもなく、訳の分かりにくい、読者にとっては正体も意味も不明な島人や亡霊、怪しい女も登場し、一体、何をやらかしてくれるのだろうか、何処が面白い展開なのだろう……という思いも持たされる。しかし一方で、話はきわめて比喩的で、社会批判的であり、そう、福永武彦の作品も連想するような側面も持ち合わせ、それほど濃い味も出さずに、読者を近からず遠からずの所に引き止めてくれる。

まったく詰まらないと思う人が半分居てもいいのではないか、といえそうなほどのスレスレの小説であるものの、この面白さは格別だった。

1月中旬に買って、同時に角田光代や岩波新書のちょっと難し目の心理学の本などを読み終わりながらも、マシアス・ギリは通勤列車と就寝前に読み続けた。読了が秋になってしまったのだが、夏の間に南洋の島の話を読めたのはイメージ的には少し助かったかな。

読み終わって、さっぱり感とドキドキ感が交互に余韻を引いている。同じ作者を連続的には読まない私だが、やはり不定期に読みたくなる作家の一人となりつつある。福永武彦にもこんな感じで深みにはまっていったのだったなと、私は苦笑いしてます。

マシアス・ギリの失脚

マシアス・ギリの失脚

(コメント追記)

こういうのを小説というんだな。
ラストではなかなか驚かされました。

さまざまな登場人物たちが、それなりに人物像として浮かんできて
数々のドラマチックなシーンも読者にきちんと伝わる。

魔法に掛けられたように
少しずつ読み進む。

これが池澤夏樹なんだなと思う。

2011年10月16日 (日曜日)

大人の僕にはわからない

誕生日の朝、
秋を愉しみながら駅まで歩く。

柿色ってのはそれほど好きじゃないのですが、
秋らしいので写真に撮りたくなる。

光の加減が悪いけど。

柿

高校生はええなあ。

いつも仕事の帰り、
汽車を待つ高校生たちがしゃべっているホームのベンチ。

何をしゃべっているのか、気になるけど。
大人の僕にはわからない話なんだろう。

落書き

落書き

2011年10月15日 (土曜日)

月丸く、さらに木星へと近く

ちょうど1年、またはそれ以上前のころの日記に読み耽ると、
やはり昔には戻れないのだと、少し、悲しくなる。

少しばかりの劣等感と
誰にも負けない自信と
きらきらと輝く目が必要だ。

「着地点を見つめなさい」


すばらしい言葉だ。

(2006年10月12日)


今年は12日が暦の上での満月だった。

▼月丸く、さらに木星へと近く

この夜に、明るく輝く月はなかった。
月はまあるくなり、木星を引き寄せてゆく。

秋の深まりをしんしんと感じる。

昔の日記を捲ってみるとそれほど進化のないことが自分でも分かる。そもそもそんなに進化などあるものか、と開き直るのだが、僅かばかりの変化がいつか大きな変化を生むことも間違いではない。
プロ野球の投手は、たくさん曲がるカーブが多くの三振を奪えるというものでもないのだから。

*

今年は、ふたりで。

ひらがなで、ふたりと書く。
優しい感じがする。

サントリー 山崎

サントリー 山崎

3匹のこぶた その2

(その1)

レンガの家を建てたのは一番お姉さんのひー子、木の家は次女のふー子、そして藁の家を建てたのは三女のみー子です。
3人は普段からとても仲のよい姉妹で、お互いの苦手を助け合いながら暮らしていました。

ひー子はお姉さんらしくみんなをいつも見守っていました。ふー子はお姉さんを助けて3匹の調和を大事にしました。

みー子は末っ子だったのでちょっと変わっていたかもしれません。お姉さんたちがレンガと木の家を建てるのを見ながら「私は藁の家が一番と思うな、 木はお風呂を沸かす時に使えばええし、レンガは火を焚く窯に使えばええ」、そう言いながら「藁は軽くて柔らかくて温かい。雨が降ってもきちんと編んでおけ ば濡れることはないもん」とひとりごとつぶやいていました。

2匹のお姉さんが汗をかきながら家を建てているときにも、そそくさと藁の家を編み上げて、弱々しい家ながらもひっそりと暮らし始めました。

地震は、忘れたころにやってきました。

(つづく)

物語は進まないほうが愉しいかも。その7

(その6)

おそらく……

物語はこのまま進まない。

誰もが日常のドラマで見るようなようには進まず
私もこの作品を急展開させることなど出来ない。

*

さて、その後、彼女と会うことも、ゆっくりと詰まらない話をする時間もなく、ひとことふたこと挨拶程度の言葉を交わしただけだった。

 ──もうすぐですね。ひとりでですか?

 ──そうよぉー、……

何を話したかが記憶にない。詰まらないというのは、ギフトボックスにも詰めることが出来ないほど記憶に残らないものだから「詰まらない」というのか。 (ウソ)

10月の1日から10日まで(9日まで?)ポルトガルへ。
そのことだけが頭にあって、「いってらっしゃい気をつけて」とも声をかけぬまま彼女は休みに入っていった。

*

このまま、彼女のことは忘れていて、どこの国だったかも忘れていたほどだったのですが、14日の朝に上へゆくエレベーターに私が先に乗っていることに気づかないままスーッと滑り込んできて、彼女は背の高い男性たちの中にまみれた。

手が届くほど近くはなかったので私は彼女のうしろ姿をちらりちらりと見ていた。何の感情もなく、改めてそのヘアスタイルとか立ち姿を見て、背が高いことや短い髪が運動部の男性ほどしっかりとショートなことにちょっと驚いたりしている。長く靡く髪が好きな人だったら、このボーイッシュさにはなかなか声を掛けれないだろうな、とか。。。

そんなことを考えている間に降りる階が近づいたので少し手を伸ばして後ろから肩をそっと突っついてみたら、「あら!」ととても驚いて丸い目をいっそう丸くして、開いた扉から自分のフロアーに消えていった。

こういう日は、もう一回くらい会うものだと思っていたら、お昼に再び会った。
しかし、「お話、聞かせてね」と用意していた言葉を投げかけることも出来ぬ間に広い食堂のどこかに彼女は消えていってしまった。

(続くかどうか不明)

2011年10月12日 (水曜日)

3匹のこぶた その1

昔々、藁と木とレンガで家を作って暮らす仲のよい3匹の子豚たちがいました。

海の見える緩やかな高台に家を建てて、3匹で仲良く暮らしておりました。

あるとき、突然、大きな地震が丘を襲いました。

木の家とレンガの家は大地の揺れに耐え切れず倒れてしまいました。
丘には藁の家が残りました。

(つづく)

2011年10月10日 (月曜日)

三連休 その2

KLEは、手放すことにしました。

愛着もあるし、前のバイクを簡単に手放して申し訳ない気持ちに襲われたので、今回は幾らかて大事にしてくれる所にお嫁に出そうと思ってます。

でも、ないだろうなあ。

もしくはバラしてインテリアにします。

そう考えていたので連休に出かけることなど思いつきもしなかったわ。


という訳で、引き取ってくれる人、捜してます。
3月迄乗れるし、夏まで車検はあるので、乗ってやって欲しいと願ってますが。

13年もの。5万キロ。故障全然なし。

1年前の車検は、ユーザーで受けました。すいすいでした。

タイヤも新しいから、たぶんこのまま来年受けても14年目の車検も落ちる気がしないけど。

KLE(乗鞍にて)

KLE(乗鞍にて)

三連休の出来事

連休の真ん中にお出かけして、夏に使っていた扇風機をムスメの部屋から回収してきた。 どうぞ、来年はどこぞ近くに異動になっておりますように。

出かける前に、うちのんが愛用している自転車のパンクを修理しておいたのだが、帰ってきたらぺしゃんこ。 孔が3箇所も開いてるんですが。 誰かにタイヤを突付かれたんとちゃうか?という疑いもあるなあ。 職場であろうが、昨今物騒やし。

二度目直してもまた抜けて、今朝から三度目のチャレンジ。 自転車屋さんでチューブもタイヤも替えてしまおうかと思ったが、前後で7500円と言われて踏みとどまった。 ホームセンターへ2回足を運んで合計500円以内でしたが。 今度こそ抜けないでね。

パンク修理

パンク修理

アイフォン4S の予約もしたのだが、さほどニュースにもならないな。

眠る瞬間が一日の始まり

│ 10月1日 土曜日
└─────────
あれよあれよと十月を迎える。

鍋が恋しい。
鍋を一緒につついた人も恋しい。

│ 10月2日 日曜日
└─────────

空をあゆむ朗朗と月ひとり 荻原井泉水

この句を大岡信さんが「続 折々のうた」で紹介されていたのを見て栞を挟んでいた。
部屋の模様替えをして本棚の本が取り出し易くなったので、手にとって再会となった。

メルマガにも書いたけど、十月の月は加速がついてなお素晴らしい。

│ 10月3日 月曜日
└─────────

コタツてうたた寝。
そんな季節も近いな。

│ 10月4日 火曜日
└─────────

▼突然に会いたくなるの、その人に
▼夕焼けの魔法で貴方を連れ去るの

夕焼けが綺麗な季節を迎えるので
心がどことなくそわそわしていて
帰りに列車の窓から夕焼けを見たり
職場の前の坂道で茜空を見上げたりするのが
密かに楽しみ。

感慨にふけるならひとりがいい。

│ 10月5日 水曜日
└─────────

▼恋手紙波音荒く流されて
▼雨模様ワイパー止めて人を待つ
▼別れたくないと我儘言えば雨

そろそろ、夏布団をしまって、厚い布団に変えようかと思っている今日この頃です。
半そで+ネクタイで歩いていると恥ずかしいから上着を着て欲しいといわれるのですが、
スポーツタオル持参で出かけております。

▼夜更かしにかの人想う日記かな

眠る瞬間が一日の始まり。
そんなことをFACEBOOKに書いてみたり
布団の中でぼんやりとする時間も短くすぐに眠れる日々。

│ 10月6日 木曜日
└─────────

▼好きですと恋文書いてそっとおくそれは貴方に届かないポスト

こういう32文字のものは、滅多に書かないのだが、時にはいいんじゃないかな。

2011年10月 4日 (火曜日)

自然とともに、あゆむ

■ ─ はじめに     (改篇)

夏がトントン拍子に終わって、すっかり周囲は秋の気配となってまいりました。

でっかい青空に秋の雲が浮かび、優雅に流れていくのを見ていると、家の中に居るのがもったいなくなってしまい外出をしたくなりました。

そこで、少し遠出をしてオートバイで県境の道をトコトコと走ってゆきましたら、田舎の小さな小学校で町民運動会の歓声に出会いまして、ちょっと得したような気分になれました。

 街道の坂に熟れ柿灯を点す 山口誓子

ずいぶんと昔の旅の話になりますが、中山道を散策中に石畳の坂道のわきの句碑で見つけた一句です。

こんなふうに、秋の夕暮れを味わうのが愉しい季節になってきました。
やはり、秋の夕暮れは人の心を魔法にかけたように優しくしてくれるようです。

この季節、柿栽培が盛んな県南のほうでは、熟れた実をたわわにつけた柿畑を至るところでみかけます。ビタミンCがたくさん含まれその成分が癌を抑制するということで、柿の葉茶がちょっとしたブームになったことがありました。

緑茶、ドクダミ茶、柿の葉茶など身近なところにある自然のパワーが私たちの生命に大きな効能もたらすことがあります。人間が科学の力で生み出した のではなく、自然の力とともに大切に育んできた点が重要なのだろうと思います。

そう、自然と共に歩むの。
もっともっとそのことに、感謝しなくてはなりませんね。
地震も大雨も包み込んでしまうように、大きく地球と向き合って歩むの。

■ ─ 後記

 空をあゆむ朗朗と月ひとり 荻原井泉水

旧暦の8月15日に見上げた中秋の名月も素晴らしかったのですが、寒さも引き締まってきた深まる秋に眺める満月も好きです。

冬の月はさらに高度を 増して85度近くまで上がります。

夕焼けを眺めて一杯飲み、月を見上げてまた一杯のむ。

温かい飲み物や食べ物が恋しい季節です。
スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、食欲の秋。

みなさんはどんな秋を愉しまれるのでしょうか。

2011年10月 2日 (日曜日)

イタダキ市(尾鷲市)

イタダキ市(尾鷲市)

イタダキ市(尾鷲市)

2011年10月 1日 (土)
尾鷲市の港で毎月第一土曜日に開催している「イタダキ市」に行ってみた。

予想通りの人で、地元の方も大勢来ている様子です。

なまぶしとカマスの干物を買って帰ってきました。
今度行くときは、クーラーボックスに氷を持って出かけたい。

いつも近所のスーパーで買う鯛の切り身なんか、ふた切れで600円くらいで買うのに半額以下で並んでたのにはちょっと驚き。悔しい。

下調べをしていかなかったので、どういうものを購入すればいいか、お店はどんなお店があるのかなど、分からなかったので何度も往復して、まあそれなりに愉しみました。

イタダキ市でみたお魚

M's Zoom

  • 七月中旬ディズニーランドにて
    M's Days フォト

写真日記(平成28年版)

  • 越乃寒梅
    平成28年の
    日々の写真に
    コメントを
    綴ります

写真日記(平成27年版)

  • 伊達巻
    平成27年の
    日々の写真に
    コメントを
    綴ります

京都日記(平成27年11月)

  • 渡月橋
    京都日記
    平成27年11月篇

京都日記(平成27年7月篇)

  • 鱧のお弁当
    京都日記
    平成27年7月篇

京都日記(平成27年春篇)

  • 焼き鳥
    京都日記
    平成27年版の
    春の日記です

Walk Don't Run

  • ユース宿泊スタンプ帳
    忘却をおそれず
    記憶を記録として
    遺そうと思う

日々是好日写真記

  • ハーモニカ
    860枚 平成18年から平成26年まで(写真日記)

BIKEs

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