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2011年10月15日 (土曜日)

3匹のこぶた その2

(その1)

レンガの家を建てたのは一番お姉さんのひー子、木の家は次女のふー子、そして藁の家を建てたのは三女のみー子です。
3人は普段からとても仲のよい姉妹で、お互いの苦手を助け合いながら暮らしていました。

ひー子はお姉さんらしくみんなをいつも見守っていました。ふー子はお姉さんを助けて3匹の調和を大事にしました。

みー子は末っ子だったのでちょっと変わっていたかもしれません。お姉さんたちがレンガと木の家を建てるのを見ながら「私は藁の家が一番と思うな、 木はお風呂を沸かす時に使えばええし、レンガは火を焚く窯に使えばええ」、そう言いながら「藁は軽くて柔らかくて温かい。雨が降ってもきちんと編んでおけ ば濡れることはないもん」とひとりごとつぶやいていました。

2匹のお姉さんが汗をかきながら家を建てているときにも、そそくさと藁の家を編み上げて、弱々しい家ながらもひっそりと暮らし始めました。

地震は、忘れたころにやってきました。

(つづく)

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(その2) 地震は突然やってきました。今までに避難訓練を何度もおこなったにもかかわらず、この地震のときには何をどうしたら良いものやら、すっかり大事なことは忘れてしまっていました。 レンガの家を建てたひー子は、子どものころに物語を聞かされてレンガの家は狼にも吹き飛ばされない丈夫な家だと信じていました。 けれども、大きなゆれが前に後ろに右に左にとやってくると、レンガとレンガの間には亀裂が走り、屋根ががたがたと崩れ落ちました。 ふー子は木の家を建てました。木でできた家は、レンガのように頑丈ではなく、火事に... [続きを読む]

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