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2011年7月11日 (月曜日)

ふみづき ─ 7月に考える

■巻頭言

 学生時代に情報処理方式関連の講義でコンピューター言語の話になったときに脱線して先生が「辞書は読むものなんだよ。大言海という辞書があってこれは引くのではなく読むモノなんだ」と仰っいまして、そのときはチンプンカンプンでどのような点に深みがあるんかさえわからなかったのですが、このごろになってその重みらしきものを少し感じることができるようになりました。

 先生のその言葉に出てくる「大言海」という辞書を編纂したのが大槻文彦博士で、とんでもない偉い先生だったのだと後で知り、若き時代の学への対峙の浅はかさを反省したのです。

 七月が「ふみ月」と呼ばれる理由を、「稲穂がふくらむという意味の<穂ふむ月>が転じて<ふむつき>になりそれがのちに<ふみつき>になった」と、その大槻博士は書いてられます。

 今年は梅雨の入りが1週間ほど早くて、その分七夕様のころには明けてしまいました。にもかかわらず七夕祭りの夜には例年に背くことなく雨模様で、たくさんのみなさんが短冊に捧げた願いも厚い雲の下での祈りとなったわけです。

 しかしながら、梅雨が明けましたら瞬く間に暑さは本格的になり、稲穂ももうすぐ顔を出すのだろうと思います。ちょうどこのメルマガを書き始めた7月10日の朝、県庁のケヤキの脇の石段でセミの声を聞きました。時雨となって降るほどではなかったものの、このケヤキの木陰にセミ時雨の日々が来るのは間近だと感じます。

 蛇足ですが、七月を英語では、July といいます。これはジュリアス・シーザーの誕生が7月で、その偉業をたたえたものだということを知りました。海外では人物にちなむ暦の名称も私たちの国では稲穂にまつわり、ここでも日本人の生活文化には大きく農作文化が関わっていることを知らされたのでした。

--

■後記

 空調のない休日の職場でメルマガの編集をしながら、ふと暑さのことを振り返ってしまいました。

 もう遥か三十年以上も昔に受験や卒業の勉強に明け暮れた時期がありました。それが幸か不幸か同級生よりもちょっとばかり長く続いてしまったせいで、暑い夏に泳ぎに行ったり山に出掛けたりするという青春の明るいページが友人たちよりも少ないのです。七月といえば夏休みの真っ最中で、分厚い教科書のことはすっかり忘れてぼんやりとできるまたとない貴重な季節なのでしょうが、冷房も無く風呂も無い下宿に篭っているか、大学の研究室の一角に簡易的に寝泊りしたりして、甚だ汚くみすぼらしい生活をしたことばかりを思い出してしまいました。

 今年は節電の呼びかけが例年以上なので、冷房装置の電源を切って夜を過ごす人々が増えて、個人的には仲間ができて非常に喜んでいます。三十年前にはクーラーのある下宿などは間違いなく一軒も無かったので、どこもかしこも窓を開け放ち、隣部屋の女子大生さんでさえも、みなさんが夜どおし窓を開けっ放しで寝ていた時代でした。

 各人が熱を放出しないため、外の空気は意外にも涼しかったようです。調べてみると電力消費量は(1970年代から)三十余年にウナギのぼりの傾向で、3倍ほどの電気を各家庭で使用するようになりました。  参考サイト 

 電力消費の数値は即ち発熱量と言い換えてもまんざら過言ではないので、もしも三十年のタイムスリップができてあのころの人々が現代に瞬間移動できたならば、私たちの暮らしに触れてみて、電熱器を抱いて暮らしているようなものだ、と感じるかもしれません。

 豊かさに満足することはある種の麻薬のようなもので、しかも、ヒステリシスを伴うのでなかなか昔には戻せません。節電以外にも目を向けようという世の中の動きもあるのですから、生活スタイルを思い切って見直してみるのが一番でしょう。エアコンを停めれば大気は相乗的に涼しくなり、効果は大きいと睨んでいます。やってみませんか。

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