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2011年7月31日 (日曜日)

7月の落書きから その3 ─ 朝

--

昔、信州の名もない高原の
名もない森で朝を迎えたことを思い出している。

鳥が鳴き
朝日が空の片隅を赤く染め始め
冷気が私を包み込んだ。

あらゆることへのかかわりから開放された錯覚を
幸せと勘違いしていたのかもしれない。

それは死の淵にいる自分を見つめている時間でもあった。

森はただならぬほどに騒々しいのに
それを静寂と記憶している。

霧が森を揺らしていたかどうか。
記憶にはない。

(7月27日)

---
これを書きながら
ひとりの人を私は思い出していた。

今も昔も
おそらくあの森の景色に変わりはないのだろうけど。

いや、
ただそれだけのことだ。

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