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2011年5月29日 (日曜日)

原発ジプシーを本棚から取り出してきた

色があせてますね。
30年前の本ですからね。

人類は、大変なものに頼りきってしまったね。
神様のように。

愚かだな、と思う。

楽をしようと思うからいけないのよ。
哲学を失ったら、虫と同じだ。


堀江邦夫
原発ジプシー (1979年)

原発ジプシー

私はこの本を1982年6月20日に買っている。
裏表紙に「やっと買った!」と書いているので、お金がなくて買えず、就職して2ヶ月あまりでやっと買えたのか。79年10月に初版が出てこの時期には12刷になっていたから、当時としては注目のルポだったのかもしれない。

東京にいたころには、飛鳥田さんや石橋さんの率いる政党の宣伝カーで選挙応援にも行ったことがあったな。しかし、原発というものをアレルギー的には否定せずに、工学部の学生として科学技術を推進することには前向きに考えていただろうと思う。

しかし、一方でルポを読み、社会の現実側面に目を向けることの必要さや事実を我々が知って新しい考えを築き上げねばならないのだという危機感のようなものも持っていた。

まだまだ社会の奥深いところが自在にオープンにされるような時代にはなっていないころだった。技術者・研究職として京都の会社に就職をした。敦賀や美浜の原発は東京にいたころよりも近くにあった。休日にバイクを飛ばしても原発あたりまではすぐに行けた。

ルポにウソはないと信じているし、実際になかっただろう。現在新篇となって「原発労動記」として出版されたという。

表向きに言論の自由を認めていながらも実際のところはかなりの制圧のかかっている現代の報道メディアは、面白いことや金になることで生き延びるこ とに重点を置いてしまっており、今の時代のルポルタージュやニュースと比べると、もしかしたら、30年前の作品のほうがキワドイことを書いているのかも知 れない。

当時には誰もがそれほど言わなかった(言葉)「目線を低く」したルポで、そのあたりが読者を捉えたのだろう。

今でも読めるルポかもしれない。この業界は100年たっても体質に大きな変化が出るようなところじゃないのだから。

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