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2011年4月13日 (水曜日)

物語は進まないほうが愉しいかも。その1

始まりは、人まちがいから、だったのです。

いつもの通勤列車のいつものドアの前に並んでいるキュートな女性と
お昼休みに時々近くの席に座って食事をする姿を見かける女性を
髪が短くてスラリとしてていつもスーツを着ている、というだけで
同じ人と思っていた。
賢そうな人だなあと思うくらいで、
ほかにはそれほど気にかけてもいなかった、
ともいえる。

眼の大きい人が苦手なボクでも尻込みしないほどの眼差しで
小さくなくて丸っこくて少しキョロキョロしてるけど許せた。

誰かと話しているところをあまり見かけなくて
ひとりで食事をしてることが多くて
この人と電車のドアの女の人をボクは混同したままだった。

ある日、自分の階までゼイゼイと階段を上っていると
後ろからとても軽く弾むように階段を駆け上がって私に追いついて
隣で立ち止まった人がいた。

それがその人で、お互いに顔は知っているので
その偶然に息を整えながら軽く笑いかけたら
とても素敵な笑顔でクククと笑ってくれた。

それから何度か同じパターンで会うようになって
食堂でも目が合えば軽く首をピクリとさせて会釈をするようになった。

名前は聞かない。
階段で会う方、と呼んでくれた。

あるとき、名前を聞かねばなりませんね、と切り出しながらも
またいつでも会えるから慌てて聞かなくてもいいですからねと言って
照れ隠しをしたりして、たびたび見かけるのをそれなりに楽しんでいた。

いくつなんだろう。
(見当もつかない。そういうのが苦手で)
独身なんだろうか。

そんなことを家に帰ってもツマに話すと、
それは聞いたらアカンな。聞けんなあ、という。

そうそう、この彼女とは、家族3人で映画を見に行った少し前の月末に
マザーウォーターを観に行った映画館でばったりと出会っていまして
ツマとムスメは彼女を見たことがあるのです。

だから、家に帰って夕飯を食べながら彼女のことをツマと話したのでした。

--

先日、彼女の名前がわかったのです。
廊下で私が追い付いて声をかけたら
すかさず名刺をくださったのです。

ここに来る前の部署も尋ねて、専門も聞いていたので
今度お目にかかったら文芸の話でも聞かせていただこうかと…
と話をするのが精いっぱいでした。

しばらく、物語は進展しなくてもいいです。

でも、文芸の(文学の)話をゆっくりとしてみたいな。
そんなことを考えていますが。

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» 物語は進まないほうが愉しいかも。その2。 [- Walk Don't Run -]
月が欠け始めた。そんなことは、その人にはもしかしたらどうでもいいことで、この月を見上げる空の下のどこかで、丸い月にそなたの丸くて甘い顔を重ねて、想いに耽っている人がいてもいいではないか。 彼女。近頃会わないんじゃないかと自分に向かってつぶやいてみる。そうでもないよ。いつもの様に、食堂で、ずっと離れたテーブルでひとりで食事をしていたのを、シッカリ目撃しているの。 離れてても、何処か心が探しているのかな。視線が合うの。優しい笑顔で軽くニッコリしてくれるさ。そんなことしてくれる友だちなんてこの世の何処にも... [続きを読む]

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