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2011年3月27日 (日曜日)

お別れね。花火のようにハクモクレン

一年のおしまいは確かに12月なのですけれど、やはり3月というときは格別な味を持っている。

お雛様を片付けて寂しくなってゆく心を締めるかのように別れの季節がやってくる。

3月8日

▼夕べ、歯が何本も一度に抜ける夢を見た。
▼バッサリと髪は短し春近し

春なのだとわかっていながら
もうすぐ温かくなるのを大事に待っている。

ここで時間が止まって欲しいのは
誰かと別れてしまわねばならないから。

そんな時代もあったよな。

▼菜の花の畑のほうを遠回り
▼花時計ゆらりゆらりと蝶をよぶ

▼春寂し時雨る日暮れはなお哀し
▼春哀しひとりの日暮れはなお淋し
▼サクラサク。そんな電報が飛び交ったころ

あの日ひとこと言い出しかねて
花吹雪の峠て別れて以来
鳥がないても会えぬまま
風か吹いても便りなし

▼タケノコやもっこりポッコリお出まして

そうだ、写真が届いたよ。
春の便りをもらった。

イヌコリヤナギ。

イヌコリヤナギ

うしし

イヌコリヤナギ

3月10日

もたもたしてる間にお水取りの声が。
お墓参りにも行かねば。

3月11日

この日は東日本大震災のあった日だ。
私のいる8階も船が揺れるように大きくゆっくり揺れた。

直近で来る地震と違い、緩やかな速さで大きな波が長く続いた。

遠距離を振動してくる間に周波数の短い波が打ち消されていく。物理学の実験を思い浮かべていたりしていたが、その頃、現地では大変なことになっていたのだった。

女川町安否リストを見ると友人の名前を発見した。探し主になっている。ということは、彼は生きているのだ。家族の名前を書いて捜索していると書いてる。

宮城県牡鹿郡女川町。東北をそして三陸海岸を旅した経験のある人ならば、あの素晴らしい景色を記憶しているだろう。これらの街がすべて、ほとんどではなく、すべて津波によって壊滅的な被害を受けた。

彼は女川にある事業所に一家で転勤してきている。小2の子どもと奥さんとの3人家族だ。午後2時46分に起こった地震で街は全員、1万人以上の家屋などが津波で流されてしまっている。

女川町観光協会のホームページでは、当日の青い海の写真を載せ、翌日のカニ祭の準備で街は忙しくしていると書いていた。

その後何日も、安否確認ができたというニュースは届かない。私は私なりに情報がネットで流れるのを確認している。

ニュースを見るのも読むのも辛い日々が続く。

3月14日

twitterもmixiでも、人間の心の貧困さをまざまざと見せつけるような発言が目立つようになってきました。少し辟易なので、しばらくお休みします

私はそう書いてしばらく休み、mixiもやめてしまおうかと決心していた。

3月16日

大地震を機にmixiを退会する意向でおります。 コミュは全て廃止。消滅させます。 長い間にわたり皆さまにお世話になった事を感謝します。 ブログはひっそりとバックアップの意味もあり、残します。 廃止期日は年度末を考えています。早まる事はあります。

弱者がどんどん追いやられていく。
ちっとも弱者でない人であっても自分を弱者だと主張し、社会の秩序を乱しているような報道の様子を見ると痛ましい。

あらゆるところで起こるパニック。
早く収まるように祈る。

3月18日

友人家族の名前を避難所リストに見つける。
きっとまだ家族再会ではないだろうが、生きてればいいじゃないか。
よかったね。

ムスメを訪ねる。
今年は署内異動と選挙の関係で忙しいらしく、しばらく帰ってこないらしい。

紀北町の季の座。
行って来ました。

▼深呼吸すれば三月ぬくうなる

3月19日

▼花粉舞う黄色い空に歩みだす

3月20日

そういえば、今頃やったな卒業式。
武道館。
遥か昔。

この花は雨に濡れて、大きな災害のことなど知らずにいるのだろう。
と、六日前の日記に書いたこと。

▼アーケードに散らない桜が咲きそろい
▼満月は嫌いさ君に似てるから
▼強がりを言っても月はなお丸く

忘れたい人ほど、忘れられない
そんなものだ、人生は。

3月21日

仏さんに何か買うて帰ろうかと電話をしたらいらんわというので手ぶらで帰ったらヨモギ餅がどっさりあった。
昨日の夕刻時雨に降られた折にふと道端を見たらヨモギがたくさんあったと母は言う。
今朝からひと臼ついたという。
60個ほどの餅は俄かに貰われていったらしい。
ヨモギの味は春の味

▼モクレンがピクピク旅する心突く
▼グランディオーソ終えた余韻の走馬灯
▼あの人からの手紙を最後にペンを置く
▼幾たびも月見て跳ねて蹴躓く

3月22日

めいぼ。
痛い。
帰る

▼おやすみと言いたかった。ただそれだけ
▼おはようさんきょうはめいぼで眼医者さん

▼ええことがあったのきょうは秘密やで

この秘密を誰かに話すと、必ず夢は終わってしまうの。
だから言わない。

3月23日

昨日NHKラジオで。地方便りの時間に東北の街の人の声を読みながら、声が詰まってしまい、長い長い沈黙を作ってしまい、再び読み始めても声にならなかったアナウンサーさんがいた。無言で伝えることの意味も大きい。こんな事例にはもう出会えないだろう。プロが泣いてどうするのだという人もあろうが

そんなことを、ツイッターに書いて。
やはり社会が元気を失っている。

3月24日

▼おはようといって立ち去るハクモクレン
▼お別れね。花火のようにハクモクレン
▼遮断機の春霜白く化粧して

3月27日

何年か前に忽然と便りが途絶えた人。
恋しい人。
震災の町に住んでいる……

ニュースは放射能の話ばかり。

人類は科学技術にボケてしまった。
女にボケた愚かな男のように。

科学の話ではない。
哲学の話だ。

賢い学者のみなさん、あなたの賢さはわかりました。
今、求められているのは哲学です。
悪いけど、黙っていてほしい。

▼泣き虫が正反対の君を見る
▼あの人は天使ではなく悪魔だった

ヒトがどんどんと惑わされて馬鹿になってゆくのを見るのがつらい。
そんな日々だ。

三月が果ててゆく

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