2018年4月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
フォト

BIKEs

  • 平成24年(2012年)最後の春(閏日)のKLE
    かつて
    バイク・ツーリスト
    だったころ

Walk Don't Run

  • ユース宿泊スタンプ帳
    忘却をおそれず
    記憶を記録として
    遺そうと思う
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ

« 神去なあなあ日常 三浦しをん | トップページ | 愛嬌 »

2011年2月11日 (金曜日)

遥かむかし ─ 2月の初めに考える

(裏窓から)

■ 巻頭言

初冬に奈良の飛鳥地方を少し散策する機会がありました。思いつきの小さな旅でしたので、駅に降り立ってから案内板を頼りにバスに乗りました。有名な石舞台古墳に着いたころはお昼時で、ちょうど広場の前にあった「農場レストラン」で古代米のカレーを食べました。初めて食べる古代米の味は黒くて硬い(コワい)感触で、まるで玄米のようでした。古代人たちはこんな味を日常としていたのか、と思いながら食べて、そのあと高松塚古墳跡に向かいました。

永年京都に居た私には、飛鳥地方に来るとまた違った独特の時流を感じることがあります。橘寺と川原寺に挟まれた芝生広場に佇むと、聖徳太子の馬蹄の音が聞こえてくるようです。

はたと思考が止まります。この時代の人々には、地球とか環境、汚染という言葉が存在しなかったのではないか。もしかしたらゴミという言葉もなかったかもしれない…などと思いました。

折りしも年が明けてから、桜井市の纒向遺跡で大量の動植物の骨や種が出土しました。環境考古学の分野から見てもドキドキです。

出土品には、モモの種、猪や鹿、鴨、鯛や鯖、鯵などの骨があるといいます。上古の人々の祭祀や食事に思いを馳せ、現代人の幸せや豊かさを見直してみると、私たちが次の世紀へと伝え遺すべきものとは何か、を考える良い機会になります。

■ 後記

三重県環境学習情報センターが募集した「かんきょう川柳」の発表がもうすぐあると思います。川柳や俳句、短歌など、いろいろなところで募集がありますが、これらの入選を見ていつも驚かされるのは子どもたちの視線です。それは畏れ多くも大人への気づきの警鐘でもあるのかもしれません。第3回佛教大学小学生俳句大賞の高学年最優秀作品も素晴らしかったです。

 家族の足安心してるほりごたつ  谷矢奈美(世羅町立せらにし小学校)

子どものころは、居間の真ん中に掘りごたつがありました。台所でおこした炭を堀こたつに運んで布団の中に入れます。この句を読んで、顔を突っ込むと煙たかった子どものころを思い出しました。

おそらく人類誕生の初期に火というものが発見され、ヒトは様々な形で暮らしの中に火を取り入れてきました。掘りごたつはいつの時代に人間の住居の中に作られたのか、門外漢の私にはまったく想像もつかないことで、火を使う「こたつ」というモノは、巻頭でも触れた上古以前の生活にはまだ登場していなかったかもしれません。

何れにしても、火は、どんな時代においても環境と融け合って様々な形となり温もりを与え続けてきました。

余談ですが、燃え続ける火を見ているのは大人になっても結構楽しいもので、知人が新築した家の居間には大きなマキの暖炉があります。一日中火を絶やさないのが上手に使いこなすコツのようで、大人でも簡単に持てないほどの大きな木の切株が庭にゴロゴロしています。

オール電化の時代になってゆけば、火はどうなるのでしょうか……。

« 神去なあなあ日常 三浦しをん | トップページ | 愛嬌 »

【裏窓から】 」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46088/50835810

この記事へのトラックバック一覧です: 遥かむかし ─ 2月の初めに考える:

« 神去なあなあ日常 三浦しをん | トップページ | 愛嬌 »