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2010年12月 4日 (土曜日)

はんてんを着ていますわよあなた製 - 十七音 11月下旬篇

(28日)

▼抱っこしてチューするチャンス狙ってる
▼約束よ、二人で古代舞台を訪ねるの

あの人にはハイヒールも、洒落たブーツも似合わない。
銀のピアスも、亜麻色の長い髪も、あの人の可愛さにそぐわない。
でも私は、そんなドラマを描きながらあの人をそこにイメージしているのだ。

…とそんな走り書きが残る。

人里離れた静かな佇まいの集落から都会へと引っ張り出してしまおうとしている。

▼三つ編みさん追いついて見ればウチの妻
▼月、月と、続けて言ってから好きと言う

別段、何も大きな変化もない日々。
父が毎日日記をつけていたのを思い出す。
何を書いていたのだろう。
と今更思うが、あれはきっと誰かが灰にしてしまったはずだ。

(27日)

▼熱燗がきのうの恋を呼び戻す
▼熱燗がきのうの恋を呼び覚まし

呼び戻すのと呼び覚ますのに、どれだけの違いがあるのだろうかと何度も自問しながら決めかねている。

▼川向こう焚き火見つけて橋渡る

焚き火がしたくなってくる。
風の病んだ夕方。

▼大根をコンニャクの下へそっと隠す

今夜はおでんよ。
言わなくても想像つくから。

▼かの時に言いそびれたる大切の言葉は今も胸にのこれど 石川啄木

こんなメモが出てきた。
はて、そのときの私が思い出せない。

…というメモが出てくる。

▼熱燗の呟きつついてだしをとる
▼はんてんを着ていますわよあなた製
▼秋さらに深まるほどに読書かな
▼好き好きと夜明けの晩に恋文を
▼追憶を握りつぶすイルミネーション

少し、ひところより情熱が衰えたかな。
そんなことを思う。

(26日)

▼大人びて愛してると言う、爆発 #jhaiku #tubu17
▼あなたにはマフラーでなく髪飾り #jhaiku #tubu17
▼時雨雲老いたる母の皺深し #jhaiku #tubu17

その村は寂れていたのだろうか。
静かな谷間にひっそりと老人たちがいる佇まい。
凩一番が吹いた日の夕刻かもしれない。
立ち上る煙が夕焼けに融けてゆくのが見えるようだ。
侘しい集落かもしれない。
音もなく人も動かず
風やみて村一斉に落ち葉焚く@akiko_haiku

▼おはよう、みなさん。月、綺麗

(24日)

▼書き留めた数日の日記読み返す夜
▼イチョウの葉一夜で散りたる潔さ
▼イチョウの葉ぱっと散りたる潔さ
▼凩の色眺めつつガラス越し

家に帰って野菜をもらってきたが、凄い虫の数。
これが普通なんだろうな。

母は、女手なので農薬をよう撒かんと嘆く。
虫だらけやが、昔はみんなそうだった。

▼小松菜に大きな青虫冬籠り

家が揺れるような(妻の)大きな悲鳴でした。
一緒に収穫した白菜にはもっと大きなのが潜んで
いるだろうと想像するが、知らんふりしておく。

小松菜のパスタ。
イチオシ。
塩加減がノウハウ。秘伝

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