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2010年12月25日 (土曜日)

ひとりふたり今年も欠け逝く年忘れ - 冬至篇

あっという間に過ぎた10日間。
少しずつ年末の支度を始めているのがわかる。

 

お店を覗いても、お正月の準備用品が目立つ。

 

赤いサンタの色のブーツも目立つ。
贈る当てなどないのだが買いたくなる。

 

(25日)

 

▼クリスマス手さげの赤いキーホルダ

 

12月の初旬、
毎朝に見かけるその人の手さげかばんのキーホルダーが真っ赤な帽子のサンタさんに変わったのだった。
いえ、ただそれだけのことですが、少し気になる。

 

▼贈るあてないけどブーツを手にひとつ

 

スーパーを散策しても、お菓子のブーツがいっぱい並ぶ。

 

その一方で、

 

▼恋文を出すか出さぬかクリスマス

 

A子さんには恋人ができて、いつもニコニコ。
こっちまでもポカポカだ。

 

▼クリスマスこっちの景気はあーまいぞ

 

景気の風は冷たい。
でもクリスマスイブにはケーキを食べたけど。

 

 

(24日)

 

寒い朝を迎える

 

▼凩が月の方から吹きおろす

 

夕方。
ケーキを持った人、多い。

 

子供の頃に貰った贈り物で、やはり1番思い出深いのは、少年ジェットの持っていた二丁拳銃やろうなあ。

 

子供の頃は、台所にある煙突を見ては、こんな所からサンタが入って来れるわけがない、第一熱いし、汚れるし、狭い、と思っていた。
そういう訳で我が家にはサンタは来なかった。

 

▼ウキウキは金曜日だからだけじゃない

 

 

(23日)

 

休日で、家にいる。

 

▼消し炭や生温かし三和土かな
▼着ぶくれてラーメンすする屋台かな

 

京都駅周辺。屋台はすっかり姿を消しましたね

 

▼忙しき冬至の酔いの月明かり
▼猫だるまアナタのことよ髭白し

 

夕方、庭でたき火をして、サツマイモを焼いてみた。
火遊びに夢中になりすぎてイモは炭になってしまった。

 

(22日)

 

冬至。

 

▼終列車去ってしまって明かり消えて
▼唐揚げの皮カリカリと白ワイン
▼ウチの風呂、入浴剤が柚子の香
▼街灯を凍りつかせる冬の月
▼恋人と冬の十六夜肩並べ
▼十六夜や祭りのあとの後ろ髪

 

それほど寒くもない夜だった。
気持ちが吹っ切れず、忘年会も欠席させてもらった。

 

家呑み。

 

 

(21日)

 

▼冬雷や十三回忌まで尚もまた
▼冷たい雨。あ、ユーミン思い出す
▼この雨も明日にはやむなら許したろ。
▼白い朝に赤い朝日が差し込むいつもの坂道

 

嵐のような雨の前線が通過する。
朝には雨が上がっている。

 

 

(20日)

 

▼お祈りを叶えておくれ冬の月

 

満月の一歩手前の十三夜。
85度ほどまで高くなるので、気持ちいがいいほど丸く見える。

 

▼切り込みすぎてやっとこ蕾です

 

庭の山茶花

山茶花

 

 

(19日)

 

▼思い切ってバッサリやると楽になる
▼銭湯へゆく道遠し冬将軍
▼強がりを言っても泣いても十二月

 

年末とは不思議な時期だと思う。
何をいまさらクヨクヨするのかという感情とさあ頑張るぞという気合の思いとが激突する。

 

そんな中で、ふっと学生時代に過ごした年末を思い出した。
寒い年もあったな。

 

▼ウェルザー メスト。
18年前にこんなにも恐ろしいほど激しい演奏を

 

NHKの録画を再放送で流している。
18年前の演奏というのが心を打つ。

 

情熱に満ちていたころだった。

 

 

(18日)

 

▼夕方、散歩したら、月がきれいやった。あなたに伝える
▼さむいなあ元気かいなとメールする

 

寒さは感情を凍らせる。

 

▼逝く人のコートを奥へ年忘れ
▼しっぽくをつるつる喰いて年忘れ
▼先週食べた、しっぽくうどん。うまかったなあ。懐かしい味やった

 

何を思っても
反省してみても
ニコニコとしている。

 

でも、それではいけない。

 

▼山茶花と椿の如き別れなり

 

▼ひとりふたり今年も欠け逝く年忘れ

 

▼陽光が差し始めたの私の部屋

 

ゆるく生きるのも大事だけど、激しく生きることも大切だ。
結果はどうであれ。

 

▼餅つきの日取り知らせる里便り

 

餅が食いたいと思った。
過去回帰。

 

▼少しピリッと。少しトロリと。ちょっとアブナク

 

 

(17日)

 

寒さが来るが

 

▼空気が冷たい?でも、吐息は白くならないな。不思議。

 

▼好きですと言った言葉が凍りつき

 

お月さん綺麗やったでしよ。
寒さ忘れてうっとりする。

 

▼高校生ってコートを着てへんなあ

 

若さだよね、高校生たち。

 

▼いつ帰る?手書きの手紙が親父から
▼暮れる年帰省はいつやとオヤジから

 

冬休みが近い。

 

 

(16日)

 

▼夜なべする母、障子向こうのひとりごと
▼雪だよと障子の隙間でそっと言う
▼おはようございます。思ったより寒くない。コートはお預け。

 

障子というのは、
無言を飲み込み、心をその向こうに伝えてくれる。
不思議な壁だ。

 

(15日)

 

▼あなたのこと、湯たんぽよりもあたたかく

 

 

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