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2010年11月27日 (土曜日)

心に旗をたてる

先日、ある方にちょっとした手紙を書くことがあった。

感謝したい。
手紙を書くことで、自分を見つめることができる。

手紙を投函するまでにじっくりと書面を眺めることがめっぽう少なくなった。
それだけに、いつもよりもじっくりと見つめたかもしれない。

それでも、二三日しか暖められなかったけど。

❏❏

(断片)

▼どんなときでも、メールをいただくととても嬉しいです。さらに、相談を受けることで信頼されているのが嬉しくて、頑張って答えなきゃと思います。そういいながら、たいへんなメールを受け取っちゃったな、って思ってみたりしてます。だって、あなたの人生を曲げてしまうかもしれないわけでしょ。

▼答えを急ぎますか?二面性があって、急いで決定してしまわねばならないことと、じっくり熟成させて考え抜くことが共存しなくてはならない。いっぱいいっぱい考えて、最後はさらりと決めてしまう。

▼久々のメール、拝読しました。相変わらずの頭脳明晰さ、感心します。なるほど、ヒトは明るく振舞っていても、色々と悩みを持ちあわせていることだってあるよね。深く考えることも大事だね。それが人生。

▼あなたのことは何も知らないといっても間違いじゃないですね。何となくわかるのは、勇気と大胆さと自信に裏付けされた行動力があって、それを許した周囲の大きさも恵まれている。素晴らしい人間関係をお持ちだということ。

▼悩みは、素晴らしい才能のようなものがあっても、まださらにその人を悩ませてくる未知なるものであることが多く。ヒトはその未知なほうへと向かおうとし、これまでの経験では解決ができないほどの大きな悩みを抱き続けている。そういう人生を選んだのはその人の人間性であり、人間味である。そんなことを考えながら。

▼あなたがメールを書いていた深夜という静寂は、人間を魔術にかけたようにあなたを弱気にさえてしまうこともあるかもしれません。人は弱いものだと大勢の批評家たちがいい、強いものだとも言われてきた。静寂が思考を混乱させるけど、酔うているようにも見える。

▼さて、出会いやそのあとの併走が勢いよく夢に向かって突っ走れるかどうかってのは、夢が一致していることと、その夢をお互いが理解しあって認めていることと思う。世の中で騒ぎのネタにされる離婚の理由なんてのはまったくもってナンセンスで、セックスと夢さえ一致してれば幸せに目標に向かって突っ走れる…と夢のようなことを考えている愚かな私です。

スズメはなぜ電線から落ちないのか。落ちそうになったら飛べばいいから。そう思うことでここまで生きてきたけど、近頃は飛ぶ自信が少しなくなり意欲も夢も薄れつつあるけど。

▼長い、いや、短いかも知れない人生。迷ったときほどほんとうに頼りになるのは自分だけです。他人の意見ほど無責任で、あてにならないものはない。もしも当てにできるものが在ったとしたらそれは、「結果論的正解」なんだと思う。つまりは、長いか短いかという修飾語は不要だったのだが、書きながらモラトリアムのようなものを探っているの。

▼行く先に当てにできるのは自分の判断力だけだ。引いて言えば、自分の人間性、人間味ですね。じっくり考えて、得た答えや選択に間違いは無い…というか、それが正解だと思う。だからこそ、そこで、じっくり考える。「結果的正解」しか存在しないのだから、戻れないのだから、いろんなものにインスパイアされながら、自分で考える。しかしながらも逃げ道として、やり直しができることはやり直せば良い、という手段を残しておく。

▼やり直すって、時間は戻せないじゃないか、と反論もある。それは自問でもあるが、その挙句、戻せない時間と闘うならば、行き当たりばったりもひとつの選択かも、とも思えてくる。そんな支離滅裂に見える中にも確信がある。それは、逃げ道は必要で不可欠なモノなんだけど使わない。道は1本しかないのだ。自分はひとり。…ということ。

▼自分は何に向かって走りたいのだろうか。お金なのか。名誉なのか。地位なのか。ささやかな幸せなのか。優しい朝日の当たる食卓で、美味しいコーヒーを二人で飲むのが夢か。激動する世界のどこかで、世界の貧困を救うために駆けるのか。自分の求める美をカタチにするために、目を閉じて瞑想をするのか。哲学の世界に身を置くのか。

大きな変化球を投げたいわけよ。私の場合は、そうだった。真っ直ぐの球が、予想通りに投げ込まれるばかりの人生は嫌だった。しかし、結婚して、親となり、老化への一歩を歩みだしてから、自分の小ささに気が付き始めた。

▼あなたは乱れたスパイラルに巻き込まれる。そこであなたの悩みはインスパイアされてゆく。

▼そうそう、オリンピックの選手だった森末慎二さんが、バクテンをするときにみんな誰でもが怖がってできないけど、それはあの瞬間に目を閉じているからダメなのだと言っています。目を閉じるのではなく、自分が手をつく地面のほうをしっかり見なさい。この言葉は、好きです。

▼自分の行く未来を見るのも大事。夢を描いてそれを見るのも大事。一歩の足を踏み出す地面を見るのも大事。、受験時代に「困ったときは鏡を見よ」と自分に言い聞かせていたことを思い出しました。見てるようで見てないの。

▼私の師匠の言葉に

  • 心に旗をたてる
  • 片時も忘れず抱きつづける
  • 一歩でも近づこうと地道に努力する
  • 旗の大きさが、その人生を決める

旗を立ててください。
あなたをなびかせる風になりますから、私。

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