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2010年10月 2日 (土曜日)

井上靖


井上靖著 風林火山

だいたい、大河ドラマに取り上げられてしまうと、ちょこっと寂しいような気がするのは私だけですかね。

去年の「功名が辻」も例外ではなく、大学時代に進級試験が迫っておいそれと読書などしている暇のない時に、読書願望が沸沸とこみ上げ教科書を脇に置いて読書をしたというのが司馬遼太郎だった。

勇気を頂けて、あれはあれでよかった。十分に試験からも逃避できたし。(結果は聞いてはならない)


そういうわけで、この「風林火山」も大河ドラマの原作となってしまった。最後の部分は川中島の霧が晴れてくるところだったと記憶しますが、30年ほど前に読んだので記憶は当てにならない。

井上靖といえば、「あすなろ物語」「しろばんば」「夏草冬濤」「北の海」など自伝的作品が数多く、どれも文学として秀作ですね。

時代物として、「敦煌」が有名で、私はこの作品が最も好きです。

風林火山も時代物で、彼の書く歴史小説は、飾り気のない不器用なペンが味を出している、、、、と思いながら次へ次へと急いだものです。

※ 学生さんにもオススメですね。特に「敦煌」を。
                                 【GREE】
| 2007-01-13 09:10 | 読書系セレクション |


敦煌 井上靖

読書部に作家別シリーズのトピックを作っています。
このたび、「井上靖」を作った(@GREE)ので、「敦煌」を回想してみました。

回想すると、また読みたくなるなー。

「細雪」は中巻を1ヶ月以上掛かって読み終わって、ただいま下巻に突入して、岐阜県まで雪子ちゃんがお見合いに行くところですけど、

敦煌になっちゃうのかなあー。

2冊あります。
よっぽど読みたかったんだろうな。
出かけ先で、家にあることがわかっているのに買っている。

----

敦煌 (新潮文庫)
* 井上 靖
* 新潮社
* \460

趙行徳が進士の試験を受けるために、郷里湖南の田舎から都開封へ上がって来たのは、仁宗の天聖四年(西紀一〇二六年)の春のことであった。

この感動的な書き出しが私の読書観を大きく変えていくきっかけになる。
ラジオの朗読番組を何気なしにつけて聞き入ってしまうことで「敦煌」に出会えた。昭和52年3月17日。(当時大学生の)私は万年筆でそうサインをしている。昭和51年8月21日第19版、200円

高校時代に「あすなろ物語」「しろばんば」を読んで少しは知っているつもりであった井上靖が、まったく別人のように迫ってくる。

井上靖。
大きな影響を与えたひとりです。

そして
中国。

理系なので余りしっかりと歴史の勉強もしなかったし、その面白さも楽しむほどのことさえしていなかったので、私にはこんな面白い歴史物語の世界があるのか……と驚いたのでした。

ご存知のように、井上靖の書く文章だから、無駄もなく甘みも辛味もない。ストレートな文学です。

物語は、莫大な仏典が見つかるところまでで終わりです。敦煌の歴史的な意味を書いた作品ではなく、趙行徳という人物のドラマを書いている。

風林火山でも似た感じですが、井上美学とも言っていい終わり方。最高。

(今の若者にも読ませたい)

| 2009-03-07 17:45 | 読書系セレクション |

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