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2010年10月 1日 (金曜日)

正高信男


正高信男 0歳児がことばを獲得するとき―行動学からのアプローチ

この本を書かれたのは、(今は教授になっているのですが)正高信男先生がまだ助手だったかもしれません。

研究者というものは、若い時期には、ひとつのテーマに対して捧げる情熱に新鮮味があって尚且つ真剣味がある。

子どもが言葉を獲得して行く過程を、行動科学やら心理学という側面から、たくさんの実験を取り入れて分析してゆくようすの報告です。

新書崩壊の現代ですが、このころは中央公論社も新社に合併する前で、ある意味純粋に燃えていた時代でもあったのかな。

本の内容も、読者にかなりわかりやすい工夫がされていて、工学部で数理科学や情報理論をやっていた私のような人間でも、溶け込みやすい解説であったと思う。
(残念ながら、図書館で借りたので家の書庫に無いのだ。正高先生の本ではこの本が一番インパクトが強かっただけに、手持ちに無いのが悔しい)

ちょうど、子どもが生まれて数年のころに読んだので、私自身の子育ても並列に頭に蓄積されて非常に面白かった。ただし、この理屈を理解していても子育てが上手く行くという本ではないです。

人の行動を分析することを、実験を交えてやってゆくと、未知なことをひとつずつ崩しながら非常に面白く進むのだという、刺激の強かった本です。
(でも、私はもうこの分野のことを専門的に勉強するには遅すぎたかな)

| 2009-05-16 15:57 | 読書系セレクション |


ケータイを持ったサル「人間らしさ」の崩壊 正高信男著

ケータイを持ったサル「人間らしさ」の崩壊 中公新書 正高信男著

現代のあたり前の風景。[下※]
ケータイでメールを打つ姿、靴のかかとを踏み潰した高校生、電車の中での化粧…。
正高氏は「家の中主義」という。

正高先生の研究って、文科系方面のことと先入観を持っていたが、「0歳児がことばを獲得するとき―行動学からのアプローチ 中公新書」を読んだときに、その実証の手法が科学的で、計画や要領も数学屋のすることに違いないと思った。

書物の中では、高校生などには少し馴染みの薄い実験などがあるかもしれないが、ひとつずつしっかり理解して読み進もう。>高校生のみなさん


思えば心当たりはあります。電車の中での化粧もそうですし、地べたに座る行為もそうだ。どうしてケータイを持つと、このように行動が変化し、仲間との間に信頼関係が築けず、自分の世界だけにいられるのでしょうかね。

モヤモヤと私は心のなかで考え続けていたの。

>「ITは、コミュニケーションに加わる者の要件である空間的近接性と
>時間的永続性を決定的につきくずしてしまった。
>人々は「どこからでも」「いつでも」という利便性に魅惑される。」

だから、勝手気ままに生きてゆけるわけです。

>「空間上の近接性と時間上の持続性を欠いたコミュニケーション」

は、彼ら彼女らをどんどん臆病にし、いわゆる「家の中」に閉じ込めてしまい、お互いの信頼も薄れる。

緻密な実験による実証が唸らせる。

| 2004-11-25 09:08 | 読書系セレクション |


続・ケータイを持ったサル、の話

1.メル友を300人以上持つグループ
2.ケータイを持たないグループ
投資ゲームをします。
5000円程度の金額で、実験だと思わないで実際に自分が今直面して取引をしていると思い答えを出すように、として実験をしていました。

押しなべていえば
--------
まさに、情報理論の講義で習う「囚人のジレンマ」のようなゲームです。
2人の囚人がいて、それぞれの独房に入れられて5年の刑に。
そしてそこで取引を持ちかけられます。

相棒の罪を証言したら、オマエは許す。相棒は、10年にする。
ただし、相棒もオマエの罪を証言することがあるぞ。そのときは2人とも7年だ。

相棒を裏切って5年で出てこようとしますけど、よく考えると相棒も裏切るので7年になる。
結局、相棒を暴きあうことなく、5年の刑を受ける所に落着くだろうというお話です。
一方だけが戦略を変えれば、囚人の利得率は減少する。
--------
第4章で記述してますので、立ち読みの参考に。
実験ゲームでは、いわゆる、上で書いた囚人たちが落着くような傾向を示さず、ケータイを持ちメル友のあるグループには、投資をする勇気がない傾向が顕著に出ています。正高氏の本は、こういう点でも、面白く読めて背筋がゾクゾクする結果で、たまには小説から逃げてくるのもいいかな、と思わせますよ。
--------
ゲームの理論は、情報工学科に入ったら宿命です。確率理論と代数学は当然、必須。記号の嵐を浴びると体が痺れて快感となります(嘘)。
囚人のジレンマ:わたしも25年の間に虫喰ってしまった教科書を探りながらですので、詳しいことは尋ねないでください
| 2004-12-01 21:29 | 読書系セレクション |

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