2018年1月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ

« 八木沢里志 森崎書店の日々 | トップページ | 東紀州。行野浦、少しぶらぶら »

2010年9月10日 (金曜日)

白露も過ぎて

白露、ということで少し昔を回想したら、なんだか苦々しい思い出の作文が出てきた。

あらし去り白露がきゅんとすまし顔 ねこ作

先日から、書きかけていた残暑見舞いを兼ねた巻頭言の下書きを貼っておこう。(改訂のことあり)

---

残暑お見舞い申し上げます。

今年の夏は記録的な暑さということもあり、ビールなどの「のどごし」を刺激する飲みものがたくさん売れたそうです。

武田泰淳の奥さんの武田百合子著「富士日記」(中央公論新社)を読むと、泰淳はいつもビールを飲んでいます。

「かんビールをポンとぬいて…」と泰淳がねだる様子が昭和51年9月の日記にも書かれ、この月を最後に日記は終わり、泰淳は10月5日に胃がんと肝臓がんで逝ってしまいます。

富士日記には、家計簿的な日常も書かれていて、昭和39年ころから泰淳が亡くなる昭和51年までの様子や、そのころの人々の暮らしが随所に出てきます。

昭和39年のころは大卒初任給が2万円あまりの時代でした。武田泰淳ほどの人物でありながら、メザシであるとかもやしのあえ物などという非常に質素な暮らしをしていることも伺えます。

およそ10倍になった現代、豊かさとその満足度を環境的な視点で振り返るだけでも面白く読めます。

(断筆)

« 八木沢里志 森崎書店の日々 | トップページ | 東紀州。行野浦、少しぶらぶら »

【随想帖 I】」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46088/49405058

この記事へのトラックバック一覧です: 白露も過ぎて:

« 八木沢里志 森崎書店の日々 | トップページ | 東紀州。行野浦、少しぶらぶら »