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2010年9月15日 (水曜日)

風が強く吹いている (読後の、その後)

三浦しをん 風が強く吹いている  から続いてきて
---

読んでいると駆けだしたくなることは間違いないし、ジョギングしてしまいそうになりましたね。

だから、一層間違いなく、この本を読みながら、多くの人はこの作品に★★★★★とするだろうなあと考えていた。

今の世の中の流れというか、今の人たちの読書の愉しみは、このような作品が好まれると思う。特に若者はそうでしょう。

ドラマや映画でも同じ傾向が有るのだが、夜のピクニック(恩田陸)とか、鴨川ホルモー(万城目学)などにもよく似た傾向が有るかもしれない。---作風が同じだといっているのではない

おおさっぱで辛辣な言い方をすれば、
ちょっとした感動があって、面白くて、楽しく読めて、内容がまともで優等生で、読んでいてわかりやすくて、この作品の場合はなお更漫画チックで、素直な心には入って行きやすい。
---しかし、坂口安吾なども人気がじわっと有るようだが、それはさておき、---また、太宰治が根強く人気なのも、さておくとする。

直木賞。
これは素晴らしく、相変わらずハズレはないと思うものの、ひとつの文学に賞を与えるという意味では価値有るセレモニーと思うのだが。

何故か、
どうしてか、
心のなかに
もやもやが残るのだ。

(注)「一部の直木賞の作品に」 そういう傾向があるのであって、おおかたの直木賞は、まともです。

こういう作品をちやほやしている社会に、「おい、ちょっと待て!」と言いたいような。

それは、自民党、民主党の二大政党の時代だ!という人たちに、「ちょっと待て!違うだろ。あと1つ2つの政党が出てきて、喧々囂々とやるのがいいだろう、その中から新しい考えを生み出すのが理想じゃないか」と私は思っているので、それに似た不満のようなモノが有るんだなあ。

時代の流れはひとつの文化のあらわれわれとも思うものの、ケータイ電話でデフォルメされるように、深くじっくりと味わうことの本当の意味をもはや「無意味」としてしまっているならば、歴史自体が大きく旋回していると、言い切っていいのかもしれない。

過去にこんな大きな変曲点があったかどうか。それは私が歴史学者じゃないからわからんけどね。


| 2009-07-31 22:14 | 日記系セレクション |

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