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2010年7月16日 (金曜日)

お祈りを覗いてみたいうふふのふ  七月上旬篇

7月上旬篇

まだ梅雨は明けぬのですよ。

(14日)
▼わ!初せみや。それがクマゼミというところが、苦々しい
雨があがって、けたたましく蝉が啼き始めた。瞬間に去年の夏を思い出す。

▼雨はあがったのですね、届けたい。雨上がりに涼しい風、優しい手紙、キミの声
▼ふみづきに貴方はどんな花束を

忌々しい雨。あがってくれても、それほど嬉しくないんだ。
何故って、心はそれほど晴れていないんだよ。

▼いつも花をエントランスの花台に

いつも生けてくれていたあの人。
梅雨明けの今頃ならどんな花を生けてくれるのだろうか。
遠くにいってしまった人。

(13日)
▼処暑の雨峠を別れる影二つ
▼この時期に舞台違えて暴れ雨
▼暴れ雨二人の別れを予感して

時間値にすると20ミリ以上の雨になるだろう。
バケツをひっくり返したというのはまさにそのとおりと思う。
梅雨明けの支度をするために、最後の悪あがきを、空や雲でもするものなのか。

(12日)
▼そうめんをすする音まで親に似て
▼生きていたオヤジのように茄子を食う
▼つかこうへい。早いなあ。10歳ほどしか違わないんですが。

戦争で死ねなかったお父さんのために。70年代後半、大学時代は熱かったなあ

失ってしまうものを後ろから眺める。
そうしながら、自分の後姿を想像している。
それもやがていつか消えてしまう。
どんな形で消えることが出来るのだろうか。

父は67歳の誕生日をあと2ヶ月に控えて逝ってしまった。
私もあと15年だ。

(10日)
▼庭の小さな楠木の葉っぱを、青虫が大方食ってしまった。

青虫君、どこに隠れてるのよ、出ておいで!もうすぐアゲハになるのね。

(9日)
▼スッキリとウンコ出て気持ち良い朝

何も悩みはない。
娘の誕生日でケーキを買う。

(8日)
▼初蝉やひざしまぶしき凪の刻
▼初蝉や陽射しは奥へ凪の刻

風がやんで鳥の声が消えて、大気が息をしているように、じわっと熱くなってくる。

(7日)
▼ねえみんな、セミは鳴いたかな?
▼お祈りを覗いてみたいうふふのふ
▼朝霧の小路を飾る赤い傘
▼思い出はたなばた様のそのあとに
▼七夕に祈る小さな唇の

七夕は、思い出すことも悔むことも、喜ぶことも、まあ、いろいろある。
空は曇っていて、暗いのだが、気持ちは少しお祭になっている。

もう、恋はおしまいにしたのに、どうなってるのよ。

(4日)
▼友だちがひとり増えて、ぎゅっとしたい

こらこら、と誰も言わないから、脱線してゆく。

(3日)
▼ほんとうは好きだといって赤い花
▼雨あがり嬉しいキミのひとりごと

赤色は、私の情熱を呼び起こす色だ。
情熱はドラマを生み、ドラマにはあなたが甦り
私はリリカルにあなたをくちずさむ。

(3日)
▼雨あがる。ため息混じりに空を見る

夜になると、私の思いを夜空に向かって、メールでもテレパシーでも霊感でもなんでかまわないから、放出したくなってくる。憎たらしくて可愛くなくて嫌いな奴。・・・会いたいな。

▼雨音をフーリエ変換すると安らぐ周波数というのがそこにきっと存在する

悲しき雨音、いいえ、雨に歌えば、と言ってくれ

(1日)
▼土砂降りに打たれてしまえあんな奴
▼海原の光集めて夏の空
▼鮮やかな真っ赤なルージュで振り向いて

雨 が降るたびに、その人のことを思い出す。
その人と雨の中を歩いたことなど一度も無いのに
愛しさと切なさとがやってきて、嫌いだと思いたくなる。

いつも海を見ている。
そんなイメージを放つその人は
きょうも海風に吹かれているのだろう。

真っ赤なルージュ。
いえ、水のルージュのほうが本当はよく似合うかもしれない。

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