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2010年7月21日 (水曜日)

きょうの夕焼け悲しいほどに綺麗で

〔19日〕
きょうの夕焼け悲しいほどに綺麗で

夕焼けがとても美しく、真っ赤に西の空を染めていたの。
それは、19日の日暮れのことだった。

車から降りて、二人で空を見上げた。

きれいやね、と私が言うと
悲しくなるから嫌やわ、とうちのんが言う。

悲しいか。なるほどね。
散々悲しい思いをしてきたの、まだ悲しいか。

空の赤み。

光学的には、光の3原色のそれぞれの明るさを、R、G、Bとして表しますと
分母=R+G+B、分子=R、とした r=R/(R+G+B) を算出すると、これを「赤み」といいます。

夕焼けが人の心を悲しませながら、空じゅうに赤みが広がってゆく。
地球の丸さを考えれば、まことに普通の自然現象で、高層の雲は、波長の短い赤みの成分だけを戴きながら、東の空へと移動してゆく。

反対夕焼けという。

もう散々悲しい思いをしたのだから、物理の教科書のことはいったん忘れて、赤い空が消えてゆくのを愉めばよかったのに。

月が東で。
半月へと近づいていることも気づかずに、そそくさと家の中に入ってしまった。

私は自室で、窓枠にはまった半月をみた。

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