« 氷結の森 (熊谷達也) 読了記録 | トップページ | 万城目学 鴨川ホルモー »

2010年4月21日 (水曜日)

苛立ちも今なら許せる穀雨かな

2,3日前、季節外れの冷え込みから開放された日があった。

雨が降りそうで、まだ降らないという中途半端な朝で、いつもならそういう天候が許せないところだろうが、その温い風がやけに心地よかった。

温い。温るいと送るとわかりやすいかもしれない。

温いは、温くい、と送ることもできるが、私は今、お茶が冷めたときに舌を優しく、人によっては不快に潤すあの温るい雨の降り出す直前が気に入ったのだった。


冬の寒さが、少しずつ人々の心を魔法にかけたように春になじんでゆき、やがて忘れられていってしまう。こんな寒い季節など来なくていいのに、と毎朝思っていたほんの一箇月ほど前が嘘のようだ。


そう。
人の憎さも
愛らしさも

時がたてば嘘のように消えていってしまう。

穀雨はその儀式をするための禊の雨かもしれない。

« 氷結の森 (熊谷達也) 読了記録 | トップページ | 万城目学 鴨川ホルモー »

【随想帖 I】」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46088/48142259

この記事へのトラックバック一覧です: 苛立ちも今なら許せる穀雨かな:

« 氷結の森 (熊谷達也) 読了記録 | トップページ | 万城目学 鴨川ホルモー »

写真日記(平成28年版)

  • 越乃寒梅
    平成28年の
    日々の写真に
    コメントを
    綴ります

写真日記(平成27年版)

  • 伊達巻
    平成27年の
    日々の写真に
    コメントを
    綴ります

京都日記(平成27年春篇)

  • 焼き鳥
    京都日記
    平成27年版の
    春の日記です

京都日記(平成27年7月篇)

  • 鱧のお弁当
    京都日記
    平成27年7月篇

京都日記(平成27年11月)

  • 渡月橋
    京都日記
    平成27年11月篇

日々是好日写真記

  • ハーモニカ
    860枚 平成18年から平成26年まで(写真日記)
2018年8月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
フォト
無料ブログはココログ