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2010年2月27日 (土曜日)

海を感じるとき 中沢けい

海を感じるとき 中沢けい



大学生になって受験から解放され自由に読書を楽しめる時間を得たことの歓びがあったのだろうか。いいえ、歓びを歓びと気付かず野放しにしていたかもしれない。

ふと立ち寄った本屋で、私にはいっこうに相応しくない群像という雑誌を手に取ったのだった。それがイカガワシイ本であったとしてもまたその逆であったとしても決しておかしくない状況だったのだが、幸運にもそれが私と中沢けいとの出会いだった。

「海を感じるとき」という題名は後からじわっとやってきた。
話の内容をどこまで理解できたのかまったくわからないままであるものの、一時的に身体を拘束されたような圧迫感が残った。あれは…後に気が付くのだが、読後の感動だったといえようか。感動とはそういう新鮮なもので、残念ながら今となっては呼び戻すこともできないものである。


| 2009-02-27 18:48 | 読書系セレクション |

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