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2009年11月21日 (土曜日)

風間完 エンピツ画のすすめ

風間完 エンピツ画のすすめ


1987
朝日新聞社
風間 完

死んだ父が晩年に何作かの絵を残し、それが知り合いの家などに飾られているのを後で知ると、なんとも、申し訳ないと思う。そんな絵を受けて取ってくださったみなさまには心より感謝します。

父は絵を描くと戴いてくださる方々に差し上げていたようで、私の性格からすると想像して納得は出来ても、いざ私がとなると私にはマネはできないことだと思う。

私は欲張りで自分の書いた絵はおそらく必ず自分の手元に保管したがると思うものの、私がみなさまに差し上げるというか、お見せできるような絵さえも描けない奴なので、無駄な想像ではありますが。

そんな私ですが、絵を描きたいと思ったことがあって、ふとした切っ掛けでこの本を読み始めた。そしたら、この本がとんだ見当違いで、技術のことも書いてあるものの、そうではない話が割とたくさん書いてある。かなり前に買ったのだが中味はいつまでも陳腐化していないので、今読んでもとても面白く再読できる。

絵が描けない私のような人に、心構えのことやら絵を描く以前の理屈の話、絵描きの心理の話などを紐解いてくださっている。解説書というモノが、何も解説をしないまま終了したり、読書感想文が本の内容についての感想を書かずに、大ハズレな随想で終わっているのを見かけると、私の読書レビューみたいで私自身も嬉しくなる。

この本は、鉛筆で絵を描くということとはどういうことかなどの話しもあるが、絵を描きながら人生や自分の生き方や哲学のことを、どんな視点で見ているのかというとても楽しいお話が満載だった。

凝っていた肩が、あるいは固まっている脳みそが、とても簡単にほぐれてくる。絵を描く方々の魔術は素晴らしい。


| 2009-11-21 15:41 | 読書系セレクション |

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