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2009年11月 1日 (日曜日)

月のはじめに考える ―霜月

前略、本屋には手帳が並び始めましたね。
そんなふうに白い紙の端切れに書いて、そんな便りを届けたい人も今はもう居ないなあと思っている。

忙しいことを理由に、人と付き合いをすることを御座なりにしてきたために、季節の挨拶を届ける人さえも年々減ってきてしまった。減ってしまったということは、失ってしまったということに等しく、大勢の皆様にご恩を受けここまで来ておきながら挨拶すらできずに居る自分が何とも身勝手であったか、と反省する日々である。

---

まだ30歳を少し廻ったくらいのころ、転職情報への応募ハガキをポケットに入れて出かけたのだが、その手紙がどこかで途中で風にさらわれポケットから飛び出したらしくポストの前に着いたら無くなっていた。そのときは安易にまあいいかと諦めたのだが、その手紙を拾ってポストに入れてくださった人があったらしく、後日になって会社から連絡が来た。それを皮切りに幾つかの話があって、半年ほど後には私は約9年ほどお世話になった会社を辞めて次の会社に勤めることになったのだ。

私のポケットから飛び出したハガキは、秋の風に吹かれながらどこをどんなふうに彷徨ったのだろうか。それを手にした方はどんな方であったのだろうか。もしもあのハガキが車に踏まれ水たまりの中で散り散りになっていたら私は今でも京都に居たのだろうか。

新しく移籍した会社には10年ともう少し勤めた。年齢には不相応なポストでの優遇だったので少し天狗になっていたのかもしれない。今はその会社も漢字名称をやめてパナソニックとハイカラなものに変わっているが、私の性格上あのような古典的で旧体制的な職場は居心地が悪く、10年といわずもっと早く見切ればよかったのかもしれない。しかし、それも時の運で、何がどのように明暗を呼ぶとも限らない。


お世話になった方々にはほんとうに忝い思いが募るのが秋の暮れから年の瀬である。木枯らしがやがて吹き始める季節というのは、何ともセピアな思い出ばかりで暗くらりがちだ。

新しい手帳が本屋のワゴンに積まれているのを見かけた。1月始まりに加えてこのごろは4月始まるの手帳も多い。私は30年ずっと同じ高橋書店の No.51ビジネス手帳を使っているが、今年はシリーズを少し変えてみた。やはり変えねば良かったというのが感想で、幾ら気持ちがふらついてもこれは眼をつぶって30年使い続けているものにするべきであったと反省した。

手帳1冊でも山のように過去がほどけてくるから、生きてきたということは凄いことなのだと思う。

木枯らしがもうすぐ来そうなガラス越し
この手紙木枯らし前に届けたい
なにもかもかわることのない霜月

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