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2009年11月 7日 (土曜日)

内田百閒 ノラや

内田百閒 ノラや


中公文庫のほうが安いのだけど

中公文庫のほうではなく
ちくま文庫のほうの
ノラやにしました。

ここが大事なのだ。


ノラや ― 内田百けん集成〈9〉
ちくま文庫

ノラや

内田百閒との出会いは、ちくま日本文学全集であった。

私は夏目漱石をそれほど面白いと思わない、冷めた人間です。川端康成や井上靖のほうに、魅力を感じるというか、引き込まれるような文章を感じるのです。ですから、内田百閒は、全集の文庫を読んでも、どうしてみんなこれほどまでに夢中になれるのだろうと思うのですが。

(前置き長くてゴメンなさい)

しかし、どの作品を取り上げても格があるというか、その持ち味で知らない間に読み耽っていて、読みながらも今度は別の人を買おうかなと思っていても、ついつい内田百閒を買ってしまう。

ノラや、にいたっては、猫の話であり、誰もが薦めるし、私の名前もねこというので、読むしかないか、といういきさつであった。まあ、そんな単純な読みはじめだ。

経緯はどうでもよいか。

なるほど、面白い。面白いというだけでなく、やはり、文学である。
文芸色はあまり無い。文章も全然美的でもないし、刺激も受けない。
けれども、、やっぱし文学なのだ。

その文学というステージで、猫をこれほどまで愛することが出来て、読み手も一緒に泣かせてしまう作品は他には無いだろうな。
さらに、誰も真似のできないものであることも事実だ。

確かに、私は猫好きで、だからこそ最後まで、よくもまあこのつまらない日記や随想を読めたものだと思うが、猫の行動をここまできちんと書き残している人も少ないかもしれないと思いながら、後半は加速するように楽しく読める。
写真も挿絵も無い、文学の世界である。

私は猫好きであると自称しているが、自信を持って猫好きを通せるようになった。
飼いたい。飼えない状況なのが辛いが。


| 2009-11-07 21:34 | 読書系セレクション |

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