2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ

« あじさいに心変わりや恋みくじ (赤堀琴代) | トップページ | みずたまり、ぴょんと貴方にひとっ跳び »

2009年6月21日 (日曜日)

倉本聰 優しい時間

倉本聰 優しい時間



倉本聰を読み終わりました。
テレビでみた人もあるのでしょうね。
たぶん、全然別モノになってるんだろうな。


優しい時間
倉本 聰
理論社
\1,575

11話までじっくりと読みました。
私の中で私なりの映像を作りながら読み進みました。
ドラマ全体にとても素晴らしい印象が残ります。

六介と勇吉が対面するところで
|六介 「おやじが倅を--許さないのか」
|間。
|六介 「そんじゃああいつはどうすりゃいいンだい」
という会話がある。ここなんぞええモチーフやなーとか思いながら読む。

「人間はデジタル化することによって速い方へ思考が廻るけど、ゆっくりという方向へはもはや思考が回転しなくなっちまった、ということでしょうかね」(6話)
というセリフもある。

倉本さんは「澄んだ作品が書きたかった」とあとがきで書いてます。澄んだ目で日常を見つめていると、何気ない私たちの感情や行動のなかに無数のヒントが隠れているのでしょう。それを絶対に逃さない。

寺尾聡、大竹しのぶ、の二人は知ってるけど、二宮和也、長澤まさみ、は全然知らんので、ドラマの出来が少し気に掛かる。でも全然、調べたくないか。

ちょうど、向田邦子さんを思い出していたところだったので、彼女のドラマと対比して倉本さんのドラマを考えてしまいます。好き嫌いの話ではないですが、向田さんは、人間の社会的な側面に切り込んでくる快感を持ってい、一方で、倉本さんは、私たちの呼吸の波長に同期させて心に迫るという感じです。


シナリオ作品ですが、それがいい味を出す。映画でなくドラマだからこそいい。さらにシナリオで読むから、深みが出る。

「若いカップルは、互いをいつも見つめ合ってるけど熟成したカップルは、見つめ合うより、おんなじものを見るようになるって」

「同じ物を見て、--同じ物をきいて、同じ物を感じて、--同じ物に感動して--そういう歳取ったカップルはすてきだって」

最後にそんなセリフも言わせている。そんなのあったりまえだろうが!ってことでも、澄んだドラマの中では輝くのだ。


| 2009-06-21 22:36 | 読書系セレクション |

« あじさいに心変わりや恋みくじ (赤堀琴代) | トップページ | みずたまり、ぴょんと貴方にひとっ跳び »

BOOKs【読書室】」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46088/49823283

この記事へのトラックバック一覧です: 倉本聰 優しい時間:

« あじさいに心変わりや恋みくじ (赤堀琴代) | トップページ | みずたまり、ぴょんと貴方にひとっ跳び »