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2009年3月 4日 (水曜日)

木星(ジュピター) 〔2004年3月下旬号〕

春の夕刻は、秋のような物悲しさではなく、一種の爽やかさを感じる。花が咲いて、昨日より今日、今日より明日と、暖かさが増してゆくせいもあろうか。

夕やけの空に金星が輝いている。驚くことに、そのそばに火星、さらに土星もいる。

ジュピターという音楽を平原さんという人が歌っている。この人が歌っている曲は、ホルストの組曲・惑星からいただいたもので、詞はオリジナルらしい。彼女の歌は、今ふうの洒落たアレンジをしてくれている。8分の6拍子を思わせるリズムラインに、4ビートふうに歌を、スローに乗せている…。

こたつに寝転んで本を読みながら、家族が見ている歌番組に半分ほど耳を傾けていたら、近頃には珍しく、難しいリズムを上手に(微妙にずらして)歌っている人がいたので、画面のほうを見上げたら彼女だった。遅いリズムを正確に歌える人が少ないだけに、少し聴き入った。(カワイコチャンだったし)

そしてさらに、その木星が東の空に見える…ということがわかった。木星はちょうど今の時期、太陽の反対側にあって、一晩中かかって天を横切ってゆくらしい。

夕刻の空で太陽系の惑星をこうして神秘的に見上げていると、自分たちの大地がその惑星の1つの地球であることを忘れかけていることにも気付く。頭の中には、子どものころに習った太陽系の図が広がっていて、一生懸命に宇宙をもっと高いところから眺めようとしている自分がいる。

3月27日の夜には、その地球をじかに背負って眠る。数々の惑星を見上げられるようなよい天気に恵まれますように祈りましょう。

〔3月21日〕

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