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2009年3月 5日 (木曜日)

啓蟄や、モッコリか、むっくりかもな

【巻頭言】

 あっという間に三月を迎えることになりました。日に日に夜明けが早くなって、寒さも緩んできました。

 種田山頭火は、句集「草木塔」のなかでいくつも春の句を詠んでいます。

  春が来た水音の行けるところまで
  もう明けさうな窓あけて青葉
  窓あけて窓いつぱいの春

 などという句を見ると、締め切っていた窓を開けて、新芽の吹き出す野山へ出掛けよう!と誘われているような気になります。

 その一方で、窓あけて…を読みながら、山頭火のころ(70年余り昔)にも花粉は浮遊していたのだろうか、と想像してしまいました。

 今月号の記事には、自然と触れ合うものが多いようです。重いコートを脱いで出掛けませんか。

--

【あとがき】

 70年前には…と巻頭で書きました。10年ほど前のことになりますが、母校の同窓会に出席しまして、当時60歳から70歳ほどの大先輩の方々が感慨深く学生時代を回想されていたときの言葉が深く記憶に残っています。

「あのころはなあ、特急蒸気(機関車)で、一晩掛かって東京まで出て来たなあ、九州の奴らは二晩掛かったんやで」というようなもので、何もかものスピードが現代よりも格段にスローだった時代です。

 丹羽保次郎先生(10大発明家・松阪市名誉市民)のファックスの発明など、科学技術は指数関数的に進化し、60年70年昔には存在しなかったものが今の世に登場してきました。なかには昔ではまったく想像できなかったものもあり、様々な物質や構造物であったり仕組みやシステムであったりします。

 大内山インターまで開通した自動車道路の巨大な橋脚を見ながら、もしも、百年後へタイムスリップができるとしたら…私たちはいったい何に驚くのだろうか、と思いました。その驚きの中に、環境の変化とか見たことの無いエネルギーというようなもの入っているのでしょうか…。

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