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2009年3月11日 (水曜日)

夏の終わり 〔2003年8月下旬号〕

夏の終わり 〔2003年8月下旬号〕

8月30日 夏が終わってゆく。少しずつ日が暮れる時刻が早まってきたなと感じるこのごろ、火星はいちだんと輝きを増してゆく。エアコンを入れずとも窓を開け放てば涼しい風が通り抜け、風呂あがりには明かりを消して夜空を見上げたくなる季節だ。満月は九月十日過ぎ。そして次の満月が中秋の名月で十月中旬となる。

夕食が終わってから居間でプロ野球を見る日が多い。ビールを飲まない習慣が身についたけど、うちのんと半分ずつで乾杯をする日もある。娘もスポーツ観戦には熱心である。どこで教わってくるのか、かっこいい選手の名前をよく知っているのには驚く。

去年も今年も、失業者(不安定就業者)であるから、家族を連れてどこかにお泊り旅行などには行けない。何もできないけど、美味しいものでも食べに行こうということで、夏休みの前半は飛騨高山へラーメンを食べに行った。そして後半は、8月28日、伊勢市の内宮前に「赤福氷」を食べに行った。抹茶のかき氷の中に赤福餅が入っているのでこういう呼び名がある。どんぶりに山盛りで400円だからお安い。

平日の夕刻、内宮への参道の人影も疎らになりかけたころに店に着いた。5時を少し過ぎたら閉店するという。まだまだ明るいのに・・・と思ってしまうが、日が昇ったら仕事を初め日没とともに終わるというのは、考えてみたら非常に人間的ではないか。

閉店間近を予想し店まで少し駆けたので汗が噴き出した。真っ赤な太陽の光は容赦なく照りつける。しかし、すだれに隠れて氷を頬張るとからだ中に冷たさが広がってゆく。「夏も終わりやね、帰りには秋刀魚(サンマ)でも買って帰ろうか。」そんなことを言いながら赤福氷を平らげた。

夏休み中、会えなかったクラスメートの女の子の面影を思い出しながら真っ赤な夕日を眺めた青春時代。夏の終わりは開放された時間が過ぎてゆく寂寥と新しく始まる毎日への期待とで複雑な心境だった。わが娘は一週間ほど前から補講で午前中には学校に行っている。1年生のうちくらい少しはセンチにさせてあげてもいいのに。

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