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2009年3月 8日 (日曜日)

みどり 〔2003年4月初旬号〕

みどり 〔2003年4月初旬号〕
▼ 久しぶりに散歩に出た。冬枯れの野山が、灰色であったのをすっかりと忘れたように緑の新芽が吹き出している。最初は白色に近い、やや黄色い芽が顔を出すが、これがやがて青みを帯びて黄緑になり、さらに青さが増しホンモノの青になる。秋には赤みを注ぎ込まれ茶色くなって、やがて枯れ尽きてしまう。▼太陽の光というエネルギーを受け取って、自分自身を変化させてゆく姿は非常に美しく、自然というものの底知れぬ力を感じざるを得ない。このパワーを授かり、形こそ違っているものの、人は生命を維持し、私たちの住む地球も枯れることなく宇宙に存在できるのだ。そんなことを、環境部に来たこともあってか、考えるようになった。不思議なものである。▼自然界の植物たちがこのように色を変化させてゆくことは、ある意味で物理的なエネルギー保存の法則に叶っているのだろう。樹木に与えられたエネルギーは、その姿を変化させながら生命を燃やし続けてゆく。▼心理科学の世界にもこのような保存の法則が適用できるのではないか、と以前に書いたことがある。座標軸上を、-∞ から +∞ まで変化する際のひとコマに「生命の燃焼」や「人々の心の情熱の発散」があるとすると、限りなくマイナス無限大に近いときに運命として授かったエネルギーは、命が絶えるまで一定であるといえるのである。▼このバランスをあたかも正当であるかのように攪乱したのが「科学技術」というある種の正義で、人々の暮らしを豊かにするという大義名分でエネルギーを〔公害であるとか、子供たちの非行であるとかいう〕毒物に改変してしまった。しかしながら、人々の心の中にあったエネルギーは消え去ってしまった…わけではないだろう。▼経済にまで力学を適用し、我々の住む社会をより良くするために様々な理論が生まれている。国家の強さや脅威を表わすのにも使われる。人々の心は、自分が「-∞から+∞」という座標の上のひとコマにいることを忘れてしまい、今の自分の損得だけしか考えなくなってしまう。そこで生まれたのが産業廃棄物であろうし、過疎化現象であろう。広義には、原子力発電、DNA解析などもその派生といえるか。▼パソコンが普及し、科学機器が充実したおかげで、私のデスクからは県内の大気汚染の状況を瞬時に知ることができる。確かに素晴らしいことなのだが、デジタル技術がどれほど進化してきても、人類がのろしを上げて通信をしてきた時代を忘れてはいけないのではないだろうか。思い切ってそこまで遡って、地球の環境保護を再構築できるならば、たぶん全く違った社会を創造できるだろうに。〔本当に現代社会のように、デジタル放送やパソコンの普及やヒトゲノムの解析、原子力発電、先進的破壊兵器って必要なんだろうか…〕▼そんなおバカなことを考えながら散歩をしてゆく。ふと、黄緑からやがて青葉になってゆく葉っぱを見ながら、エネルギーが高位から低位へと変化するのならば、この新芽の色は植物として最も植物らしい位置にあるといえる色であり、時期であるのだな…と思った。▼四月から新しいことに取り組む人は多い。今、エネルギーを純粋に、自分の本当の姿に集中させている凄い瞬間なんだ、ってことだ。これを「初心」といった昔の人は偉い。そう思いません?

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