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2009年3月11日 (水曜日)

彼岸花 〔2003年10月初旬号〕

彼岸花 〔2003年10月初旬号〕

彼岸花とコスモス

9月24日に彼岸花が一斉に咲いた。不思議なことに伊勢平野ではほとんど誤差なく同じ時期に咲くから不思議だ。

あの赤い花は田んぼのあぜ道に似合うこともあって、秋になった象徴として待ち遠しい。まだかまだかと待ちわびる。それがお彼岸のころだから彼岸花と呼ぶ。

近くで見ると思うほどに綺麗ではない。寿命も短いうえに10月になるとあの赤みの鮮やかさが枯れてきて、花として幾分落ちぶれてくる。それが如何にも野山の草という感じで、ことさら寂しい。

やはり遠くから見ているのがよろしい。これは美人にも言えることかもしれない。彼岸花にも毒があって、手で千切ったりしたら、その苦味に悩まされる。美人にも悩まされた方は多かろう。

一方でコスモスには優しさが漂う。この花には毒もなく苦味もないようだ。ちかごろは、休耕田に咲き誇る花に埋もれて写真を撮る人の姿を見かける。

それぞれの花言葉を調べてみると、コスモスは「少女の純潔」「乙女の真心」、彼岸花は「悲しい思い出」とある。彼岸花のどこに「悲しみ」を連想するのだろうか。人それぞれだと思うものの、あの真っ赤な色には情熱を感じても、私は悲しみを想像しなかった。

若いころは赤色が好きで、赤い服の女性の見かけると、いそいそと後姿を追いかけてついていったものだが、年齢を重ねるとともに穏やかになったせいもあって、黄色系や黄緑系の服に刺激のもとが移ってきた。

以前にどこかで書いたが、自然の色の移り変わりというのは不思議なもので、春は新緑に代表されるように刺激の少ない緑や薄い青系の色に始まり、コレに少し赤色が加味され、黄色が主体になるのが夏のころ、秋になるとさらに赤が加わり、すべてが真っ赤に燃えて枯れてゆくのである。この色の変化を周波数軸にプロットすると、高波長から低波長へと移動していることがわかる。人間が体感する時間の速さも、高から低へと変化することを考えると、自然の変化といえども理論的に作られたかのようだからおもしろい。

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