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2009年3月11日 (水曜日)

稲穂 〔2002年7月中旬〕

稲穂 〔2002年7月中旬〕

▼ 台風が来て軒先を片付けたり、その合間に暑い日が続いたりして、ウォーキングを中断していた。歩かないと歩きたくなる。歩いても歩いても日毎にお腹が出てゆく。そういえば去年、ポリープを切除するために入院したけど、あのときの夕食の量ときたら、普段の私の食卓の25%ほどしかなかったもんな。お腹も出るわ。▼ さて、久しぶりに田園の中を散策して期待通りだったので喜んだことがある。朝露にしっとりと濡れて稲穂が出ているのである。森かげに隠れた水田の稲穂は、太陽が昇り始めても陽が当たるまではシルクのような露にまとわれている。一方、陰にならず陽が差し込む水田では、この露が水蒸気と変化し朝靄のように水田の上を漂う。神秘的な風景なのかもしれない。この稲穂もお盆が明けのころには黄金色になり収穫の時期を迎え、1ヶ月後に刈り取られてしまう。▼月見草が可憐である。実際の名前は大待宵草という。月見草というのは別の花のことであるが、野良で仕事をするみなさんに尋ねたらやはり「月見草に決まってるでしょう」と教えてくれる。月見草でいいじゃないか。黄色い花が何とも今の季節によく合う。茎は、セイタカワダチソウのようにいかにも雑草のように見える。しかし、花だけを見ると何とももの静かな女性を物陰から見つめるときのような恥じらいのようなものを覚える。人通りの少ない峠道で見かけようものなら、誰もがセンチメンタルに浸ってゆける。▼黄色い花は夏の象徴だ。そう近年になって気がついた。かぼちゃ、キュウリ、ナス、スイカなど、夏の花は黄色が主役である。スイカも握り拳ほどの実をつけている。雨が多いと美味しい実が成る。 ▼クマゼミが「しーわ、しーわ」とないている。これを聞くと夏が来たと身体が反応してくる。夏休みになったんだなと、カレンダーを見なくても反応できる。子どものころの夏は、ランニングシャツに短パンで山を駆けずり回って蝉を採り、川に行き魚を追い、その川で水浴びをして過ごした。近所の野山の獣道から茶畑の間の道、桑畑を横切る道など、何処でも知っていた。▼怖いものなどなかった?そうでもない。マムシのいる谷には入らないし、雷オヤジの見回りに来る畑は横切らないという知恵もあった。このころのほうが駆け回ることに意欲的だったかもしれない。 ▼実は、富山にキャンプに行こうという計画があがっていたが、天気予報が高めの降水確率を表示していたので、取りやめた。まだまだ不安定な気団が本州の上空にいるようで、雨だといいながら青空が一面を覆いつくし、日差しが痛いほど差し込んでくる。▼出鼻をくじかれたので家に居るかな。ウナギを食べてビールでも飲んでいようか。
〔7月19日〕

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