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2009年3月11日 (水曜日)

七夕 〔2002年7月初旬〕

七夕 〔2002年7月初旬〕

▼あじさいの花がすっかり色褪せてしまったのでバッサリと切り捨てた。せっかく咲いた花を切捨てるのは辛いが、これも花のためである。何年か前のことだが、剪定する際、配慮が足りず、明くる年になっても芽が出て来ず花のない年を過ごしたことがあった。それ以来、気をつけている。また来年にも咲いてほしいという願いを込めて切る。枝を剪定するということを農芸学の本を読んで勉強した?うそうそ、親父に教えてもらったんですが、でもあの人何処で剪定を学んできたのか、庭師のように枝を切るのが上手かった。▼紫色という色は幾分中途半端な色で、私は苦手だ。ちょっと意地悪で用心深い恋人のイメージがする。個人的には「真っ赤」が好きで、昔、大学の同僚に好きな色を聞いたら「黄色」と答えてくれて、「じゃあ、黄色のシャツの女の子が居たら後姿だけでつられて同じ電車に乗ってしまうんだ」と念を押してしまった。赤が好きな自分の感覚を信じて、黄色を好きな感覚を疑っていた?のを思い出す。はて?親父は何色が好きだったのだろうか。知らない。▼七夕の夜に子どもが星を見るのだといって一緒に庭に出た。子どもにはどうやら夢があるらしい。宇宙を勉強したいらしい。・・・。思い起こせば、私にも星を眺める夜が続いた若きころがあったものだ。未知なるものへのロマン、というようなそんな簡単な言葉では表せないだろうが、子どもはロマンを味わっている。あの年齢は、センチメンタルでありながら、変に現実的であったりするので、深層は心理はわからないけど。▼意地の悪い私は、「宇宙物理学とは、中学あたりでいえば数学のようなことばかりをやってるんですわ、父さんのように電気通信を勉強した人はまだ簡単な数学を勉強するだけですむのだけど、宇宙の物理は難しい数学やなー」といって物理や電磁気学のテキストを見せつけて、宇宙物理の難しさを解いたのであった・・・。子どもはそれでも怯まず、「星だ、宇宙だ」と言っていた。なんて意地悪な父だろうか、私。▼七夕の夜は、雲が多く星空はまったく見えなかった。それでも雲の合間から見えるひとつの星を見て歓喜していた。▼いやー今、ふと私の子どものころを思い出した。ちょうど娘と私のように、親父と屋根に寝転んで星空を見上げたことが何度もあった。あのときに親父は、私が娘に感じたように、私のことを思っていたのかねー。こんなことを想像したのは今が初めてです。▼親子三代で夜空を見上げていることになる。昔の夜空には数え切れないほどの流れ星が飛び、現代の夜空には流れ星などない。…そんなことは有り得ない。何処かに錯覚があるからで事実と反することは自明だが、現代の子はそれほど流れ星を欲しがらないし見たがらない。見えなくても残念がらないように感じる。その理由として、叶えたい夢の数が昔よりも遥かに少ないのではないか。もしかしたら一理あるかもしれない。▼もっともっと夢多き子になって欲しいものだ。そしたらもっともっとたくさんの星が流れ落ちるところへ行きたくなるだろう。そのときには一緒に宇宙を見に行こうじゃないか、ねえ、7月9日で15歳になった娘さん。
〔7月9日〕

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