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2009年3月 8日 (日曜日)

風景  〔2002年6月下旬〕

風景  〔2002年6月下旬〕
▼さまざまな風景から▼ウォーキングの途中でじゃがいもの畑をみつけた。花が咲いたなーと思っていたらいつの間にか掘り返してさら地になってしまった。次は何だ。美味しいじゃがいも、先日、おふくろにもらってきて食べました。▼とうもろこしが大きくなっています。もうすぐ実がなる。この美味しい実を烏が襲うのよねー。農薬のかかっていない美味しい実は、一夜のうちにかじられてしまう。おふくろが、これも頭を悩ませていました。明日になったら収穫しようと思うとるとかじられる。あれは猿やない。烏や。▼梅雨です。でも、雨の降らない日はまさに真夏の暑さです。いつも歩いている川沿いに新しいアパートがあります。アパートのほうに向かって私は堤防を歩いてゆきます。それがいつものルートです。今日、その前で手を振って「さようなら」をしている若い二人を見かけました。女性は手を振ったあと自転車の乗って前のかごの荷物を気にしながら、堤防を一直線にこちらのほうに、振り返らずに走ってきます。男性は、手を振ったあと階段を昇って、部屋にたどり着くまでの間、何度も何度も彼女のほうを見て、見送っておりました。もちろん彼女はそんなことは知らないで、私とすれ違って堤防を走り去ってしまいました。いや、ただそれだけの風景です。▼高校陸上部のトラックの前も通ります。下校時刻が過ぎたのにトラックの中に人影が二つありました。周回を走っている十数名の歩調の掛け声が山に響いています。沈む太陽が真っ赤に燃える。忙しい、あれもこれもしたい、という言葉を口癖にしている自分の前を、真っ赤な夕日に包まれて、青春のひとときを過ごしている若者たちの姿を見ていると、何ひとつの損得も考えずに、一見怠惰にも見えるその語らいの時間が彼らの宝なんだな、って感じさせられる。トラックのなかの影は、向かい合ったり背中合わせになったりしている。夕日の赤い光線が容赦なくふたりに突き刺さる。

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