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2009年3月11日 (水曜日)

冬ごもり 〔2002年11月号外〕

冬ごもり 〔2002年11月号外〕

▼ 朝夕に冷え込むばかりでなく、昼中でもガラス越しの暖かさとは打って変わって、木枯らしがピンと肌に突き刺す季節となりました。子供のころには、こういう季節を迎えるにあたって、生活の隙間に息づいている人々の暮らしの営みを垣間見ることができたものです。▼三重県の中部に青山高原というところがあります。20基ほどの風力発電施設の建設が数年前から進んでいて、この風車を回す原動力となる木枯らしが我が家を直撃します。子供のころ、今の季節になると脱穀した藁を屋根の高さほどの稲架(はさ)に掛けて風よけの藁の垣根を作ったものです。テレビなどで大根を干している風景を見かけますが、あのように積み上げて、藁の垣根とするのです。同じようなことをする地方は国内にも数々あるらしく、並大抵でない風の強さに耐えて生き抜くため、人々が考えだした暮らしの知恵でしょう。1年に1度の儀式のようなものですが、これを済ませないと冬を安心に迎えられませんでした。▼家の南側にはテスコートほどの庭があり、農家にとってここは重要な作業場です。稲を収穫したら筵(むしろ)に広げて乾燥させたり、小豆や切干大根も干したりする。もちろん子供の遊び場でもある。冬の日差しの柔らかい日であればこの広場は木枯らしの吹かない楽天地でした。▼冬が近づくと日常の雑用の中で冬ごもりの手続きをしなくてはなりません。山から切り下ろしてきた大きな木をのこぎりで曳き、斧で割って、薪を作るのは子供の仕事でした。子供はその労力を提供して風呂の湯のありがたみを知るのでした。そんなことをしながら11月を過ごし師走になったら家中の埃を払い落として新年を迎えます。冬という季節に何かしらの意味合いや重みを感じます。▼さて、勤労感謝の日にバイクを田舎の小屋の中にしまってきました。今年は通勤で乗ることも少なそうなので、ガレージの一角に風雨にさらしたままで冬の間、放置するのが気の毒だと思ったからです。先日からこのパティオで、冬は乗らない、という話がちらほらと出ていましたが、要所要所を押さえておけば冬でも乗れると思うし、冬のツーリングも楽しいと私は思います。気温が低い影響で混合気が濃くなるせいでしょうか、エンジンの吹き上がりが良くなりますしトルクも力強く感じがします。タイヤが冷えているのでコーナーは少し怖いですが、ツーリングでしたら気になるレベルでないでしょう。▼ただ、たくさん着込んでいるので、おトイレに行ったときに何枚も服を開けねばならないことや食堂に入ったら脱がねばならない上着が多くて面倒です。しかし、そう思いながらもバイクを冬ごもりさせてしまって、ちょいと寂しいなあというこのごろです。

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