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2009年3月11日 (水曜日)

有終の美 〔2001年9月初旬その2号〕

有終の美 〔2001年9月初旬その2号〕
01/09/08 19:10

▼今年の夏は、私の職場のミスが発端でエアコン事業部の市場クレーム対応に借り出されることになった。不慣れな作業と精神的ストレス?で体調不良になるが、しかしながら、その御蔭で医者に(実際には軽い気持ちで)出掛けたら「大腸ポリープ」(φ3/グループ1)が発見された。▼発見された時の浜田先生の言葉が記憶に残っている。---先生:ポリープがあります。φ3ですが(形から推測して)癌になっていきやすいものかもしれませんね。細胞を採取したので2週間ほどしたら結果を聞きに来てください。---私:切ってしまいたのですが…---先生:小さいので急いで切ることもないですよ。まあ(細胞検査の)結果次第です。▼こういう状況にはいざなってみないと分からないもので、検診を受けた当日は大して重大だと考えてもいないのであるが、周辺の人々に事情を説明している間に段段とポリープが邪魔に思えて来てしかも恐ろしいもののような不安が私を襲い始める。結果的に問題が何もなかったからこうして書いておれるのであるが、気持ちの上で細やかなる変化がそこにあった。▼まず、日記を書き始めたことである。日記は、中学生の頃に書き始め、大学卒業後社会人になって間もない頃まで書き続けたが、やがてやめてしまった。やめる理由もなければ再開しなければならぬ理由もなかった。時々、何かのノートの端くれにメモを残す程度になっていた。(←ぐうたら)▼もしかしたら余命も短いかもしれないので思いの程を書き記しておこう。誰も読めない乱雑な字であっても構わないので、これまでの人生のこととやこれからのことを書いておこう…と考えた。▼しかし、いざ書くとなると何もない。子供を頼むぞ、今まで御世話になった皆さんありがとう---そんなことに枝葉をつけて書いているだけである。人間は如何に生きるべきなのかなどという話は、毎日飲んだくれて愚痴ってきた。腐るほどくどく薀蓄をたれてきたので、今更(家族の)誰も読まないだろうし聞きたくもなかろう。いざ死んだら、死んでしまった人間のことなど一刻も早く葬り去って、決して頼りにしないだろう。生きてゆくことが第一という現実があれば、私の残したものなどを頼りにしても何も始まらない、つまりは、何かが出来る遺産も資産も私にはないのだった。▼歴史に名を残したい、と常々(半ば冗談で)言っている。パティオの案内にも書いた。曽祖父は村長だったし祖父は村会議員だったので幾分、村史に名が残っただろう。親父は自治体の職員だっただけで語り継がれるものは何もないが、何点かの絵画や彫刻が残っている。ところが私には何もない。そのことに改めて気がついても、もう既に時は遅い。リストラの波が十分に降りかかる年齢(&ポスト)であった。▼夏目漱石も40歳を過ぎてから「我輩は猫である」を発表したし、種田山頭火の作品も人生の後半を過ぎてからの方が素晴らしい。ちょうど机の上にある本に目をやる。NHKの人間講座で「天才の栄光と挫折~数学者列伝~」を講義しておられる藤原正道先生の父であった小説家新田次郎さんも気象庁で富士山レーダー設置の際の測器課長として仕事を成し遂げた後に小説家に転向している。もう50歳に近かった頃だろう。▼何も著名人に倣うこともないが、ただここで大事なことは、そろそろ人生の目標というものをしっかりと再プランアップするべき時であり、自らが認識せねばならない、ということだ。▼休暇がどれほど長くても時間を過ごすのに決して暇をしない。図書館に行っても読みたい本が次から次へと出て来て時間を弄ばない。家の中ばかりにいるだけでなく、バイクに乗って旅をする。ジャズオーケストラにもヘタなりに参加している。(仕事の話が出なかったなー…) 定年後に困らない人だと言われる。しかし、もう一歩の突っ込みが足りないのだ。▼ちょうど、4週間+10日間の休暇が9月10日で終わる。そこで、この休暇の有終の美を飾らねば…と思いながら様々な反省をした。休暇中のイベントとしてこれといって大きなことが達成できたわけではないが、やはり計画をきちんと立ててそれをきちんとフォローすることがとても重要な条件であり、実践するのは高等なテクニックなんだ、という余りにも有触れたことにも気付く。▼今、死んでしまったら「有終」もへったくれもない。だから、まだまだ死ねませんけど、死んだと同様の人生を送らないでしっかりと足跡を残すためにも、「幸福漬け」の中で見失ったり棄てたりしてきたハングリ精神やしたたかさのようなものを取り戻さねばならない。

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