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2009年3月11日 (水曜日)

夏、夜 〔2001年7月下旬2号〕

夏、夜 〔2001年7月下旬2号〕
01/07/29 07:11

どうしても忘れられない夜がある
喧嘩して背中合わせの夜もある
星あかり、無言で過ごす夜があり
永遠に縁切る覚悟の夜もある〔ねこ〕

昼間は、明るさのおかげで行動ができるが、夜になってしまえば、闇の中で何も見えず、果てしなく無力だ。

そこで、六根(視、聞、話、触、味、意)という触覚のうち、大事なひとつの能力が無力であることを悟り、人間の知性という才覚が、冷静さの中で力を表す。

失った時にこそ見えてくるものがあるのだろう。

人は、だから、深夜に戦略をたてることができるし、自らを省みることもできる。

   *    *   *
夏の夜。海上に打ち広がる花火を見たあとの静けさのなかで考えていた。

過去の苦い化石の欠片が急に思い出されて、ちょっとセンチになってみたり、新らたなる好奇心が涌き出てきて、少し勇敢になっている自分を発見したりする。

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