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2009年3月 8日 (日曜日)

ランディ田口さんのこと〔2001年5月中旬号〕

ランディ田口さんのこと〔2001年5月中旬号〕
01/05/19 09:36
▼ランディさんという人のことを私は何も知らなかったのですが、バンド仲間の方がメールマガジン(MM)を紹介してくださってから村上龍とランディ田口のMMだけは取り続けている。「積読」(つんどく)の状態が続いている。▼自分から探しに行かないで、一方的に与えられるものや、自動的に与えてもらえるものは、どうしても自分自身の中にある刺激され続ける触覚を、甘くしてしまいがちになる。つまり、読んだ気分になって放置される。▼何にでも当てはまることだが、私たちはこの無刺激状態から抜け出す為に、「怠惰になっているぞ」と自分を戒める。▼その一方で、無理をして戒める事も無いのだ、というような反論を理論的に考え出したりもする。言ってみれば、言い訳との闘いが始まる。▼人の感性は、廃れてしまったら、どんな薬も効かない。治すにはどうすればいいのか。簡単である。▼絶世の美人と出会った時のときめきと同じような気持ちに、自然体で成ることであろう。自然体で、というのがポイントだと思う。つまりは、泣いても喚いても、衰える触覚は取り戻せない。いつまでも心が道楽し続けることが自然体ではないか。▼現実論者の持ち主の諸氏がおっしゃる。そんな刺激を、教養と勘違いして自己満足しても仕方が無いだろうに。でもね、そういう人はきっと、世の中に哲学や考古学や宗教学があってもその存在が無意味で、工学や医学ばかりを重視していませんかねぇ。ランディさんが、屋久島にいる山尾三省さんのことをMMに書いている。引用している詩文だけを私もお借りします。
|山に夕闇がせまる
|子供達よ
|もう夜が背中まできている
|この日はもう充分に遊んだ
|遊びをやめて お前達の火にとりかかりなさい
|小屋には薪が充分に用意してある
|火を焚きなさい
|よく乾いたもの 少し湿り気のあるもの
|太いもの 細いもの
|よく選んで 上手に組み立て
|火を焚きなさい
|火がいっしんに燃え立つようになったら
|そのオレンジ色の炎の奥の
|金色の神殿から聴こえてくる
|お前達自身の昔と今と未来の物語に 耳を傾けなさい
|『詩集・びろう葉帽子の下で』 野草社 「火を焚きなさい」)


|わたくしは ここで夢を起こす
|どんな夢かというと
|大地が火と知れず夢みている夢がある
|その夢を起こす
|大地には 何億兆とも知れぬいきものの意識が
|そこに帰って行った深い夢がある
|その夢は椎の木
|その夢は小麦
|その夢は神
|わたくしは ここで夢を起こす
|無言で畑を起こす一人の百姓が 一人の神であることを知り
|無言で材を切る一人の大工が 一人の神であることを知り
|無言で網を引く一人の漁師が 一人の神であることを知って
|わたくしもまた 神々の列に加わりたいと思う
|(『詩集・びろう葉帽子の下で』 野草社 「夢起こし」)

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