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2009年3月11日 (水曜日)

冬じたく 〔2001年10月下旬号〕

冬じたく 〔2001年10月下旬号〕
01/10/25 21:39

紅葉の便りが届いたなと思う間もなく山里から秋が一気に降りてくる。朝夕、ガラス窓に露が付き始めると秋とは名ばかりで冬が近いなと思う。中途半端という言葉があるように、確かに何とも言えない不安定な季節である。

|早夏秋もいつしかに
|過ぎて時雨の冬近く

福永武彦が「忘却の河」で雁金の一節を引用している。染み染みと読み返しながら、貧しく切なく哀しい毎日を過ごす人間がドラマのなかにで生きるとは何かを考える時、季節が秋から冬へと一気に変化する今ごろは人々を憂鬱にさせるのだろうかと考えてしまう。

私の住む街は冬になっても特に寒くはないが、風だけは強く街じゅうが木枯らしに吹き曝されて、パリパリに乾いてしまうのではないかとさえ思えてしまうことがしばしばあり、ああ、私は冬が嫌いでその前触れの秋という季節は不安な時期なのだと嘆いてばかりいる。

でもね。冬ごもりをするならば、熊だって準備をするんだか
ら、私だって秋を思う存分楽しんでから冬ごもりをしたいも
のです。


枯葉が宙を舞う速度は100cm/秒くらいだという。私
だって悠々と宙に舞い、優雅に地に着きたいものだ。木漏日の光の中を風に吹かれている、枯葉よ。あの無欲なところに底知れぬ安定感と反骨を感じるのは私だけだろうか。地に落ちてしまえばもう、高木の頂きから大地を見渡すことはないだろう。

こつこつと冬じたくをする自然の営みが大好きだ。紅葉を眺め、地味な陶器の渋い茶を手にしていると、過去がすべて愚かに見えそれを後悔しない自分が見えてくる。

冬じたく おやじの癖を繰り返し 〔ねこ〕

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