2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
フォト
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ

« ずぶ濡れの背中に好きと書いてみる | トップページ | にらめっこあなたも私も不良品 »

2008年8月11日 (月曜日)

伊豆の踊子 川端康成

伊豆の踊子 川端康成



「美しい」とはこんな作品を読み終わったときに使うのが相応しい。

「道がつづら折りになって、いよいよ天城峠に近づいたと思うころ、雨足が杉の密林を白く染めながら、すさまじい早さで麓から私を追って来た。」

有名な冒頭です。

作者はそれまでに無数の情景を思い浮かべ、考えに考え抜いてこの一行を書き始めたのではないか、と思うのですが、いいえ、天才川端康成のことだからスラスラと、なのでしょうか。

天城峠を越えて女と出会い、心が変化して、現代風で言えば青臭いドラマに過ぎないのかも知れないが、時代背景にマッチした作者の純粋で若々しい感性が、このような歴史的作品を作り上げることになった。

現代であれば流行作品(ベストセラーで、ハイおしまい)的な面もあるのだろう。しかし、素晴らしく流れるような「美しい」文章と、登場人物の透明で「美しい」心が読者を惹きつけ、後世にも受け継がれてきたのでしょう。

何歳のときに読んでも、いや、何歳になって読もうとも若き時代へと、感動と共に私たち読者をいざなってくれる。


| 2008-08-11 13:57 | 読書系セレクション |

« ずぶ濡れの背中に好きと書いてみる | トップページ | にらめっこあなたも私も不良品 »

BOOKs【読書室】」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46088/49823595

この記事へのトラックバック一覧です: 伊豆の踊子 川端康成:

« ずぶ濡れの背中に好きと書いてみる | トップページ | にらめっこあなたも私も不良品 »