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2008年6月28日 (土曜日)

苦い思い出

2005年6月26日 (日曜日)の日記に
銀のマドラー〔回想篇〕
として、「黄色い麦わら帽子」というのを書いた。
http://bike-tourist.air-nifty.com/hiroka/2005/06/post_677e.html


╋ ╋ ╋ ╋ ╋ 

あれは いつのことだったのか
小麦色の肌の
クラスメイトの女の子と
バスの乗り場で手を振って別れた

夏休みが終わるころ
教室の席がとなりの彼女に
電話を入れた
遊びに行っていいかい?

電車とバスを乗り継いで
灯台のある
小さな漁村に私は着いた
バスの停留所で迎えた彼女は
黄色い麦わら帽子だった

強烈な印象
16才の夏

バス停から灯台まで歩いた
真っ青な海と水平線を見おろした
町の一点を指さし
--- 青い屋根が見えるでしょあれが私の家よ
と教えてくれた

真夏の日差しを気にせずに
小さな漁村の狭い路地を
歩き回った帰りに
バス停まで見送ってくれた

それから数年して
彼女に手紙を書いた
名古屋の或る銀行に
彼女は勤めているという
涙が出るほど嬉しかったです
と書いた返事をくれた

東京の下宿に戻る時に
駅で待ち合わせた

でも 彼女は来なかった

╋ ╋ ╋ ╋ ╋ 


初めて登場させたのは、「別れの風景」というシリーズを書いていたときで
99/09/15 「夏の終り(黄色い麦わら帽子)」

というタイトルでどっかに書いたのです。


何故こんなことを思い出したのかというと、先月のメルマガ(6月号)の編集後記にも紹介した

○━
[編集後記]

先日、ふとしたことから30年ほど昔の下宿生活のことが夕食の話題になりまし
た。

あのころは、そういえば「レジ袋」というものは流通し始めたばかりで、世の
中には殆ど無く、スーパーで買ったものは四角い紙袋に詰めて持って帰ってきた
ものだった。だから、ゴミ出しの日にはその紙袋にゴミを入れたものだった。そ
んな話から始まりました。

それもそのはずよ、コンビニなんてものも、ポツリポツリとしか見かけなかっ
たし、大体、夜中に町をふらふらと歩き回ったりもしなかったでしょう。明かり
も今ほど夜中まで煌々と点けていなかったかも。

ゴミの量も少なかったような気がする。むやみやたらにプラスチックやアル
ミの容器なんて使われていませんでした。エアコンだって、大学生の下宿にはあ
りませんでした。ビールだって瓶ビールが主流だったしね。

しみじみと話し始めれば次々と昔懐かしいものは出てきました。そんなものを
掘り起こしながら、そのネタをツマミに缶ビールの栓を抜くのもいかがなものか
と自省しながら、もう一杯だけいただきました。ビールのおいしい季節になりま
した。
━○

という夕食の会話の中で、私は次々と苦い学生時代を思い出してゆくなかで、ひとつのシーンを思い出し、それがこの儚い出会い・別れであったのだ。

(まあ、それだけなんですけどね。麦藁帽子も無くなった物のひとつかな・・・なんて話題でしたが)

梅雨らしい天候が続いています。
そろそろ、大学もレポートや試験の季節で、娘の日記(ミクシー)を見ていても少しずつ切迫感が募っているのがわかります。

試験かー・・・・。試験といえば、苦い思い出がいくつもある。

大学時代は、母校で最も歴史があり誇り高い電気通信工学科というところに居たにもかかわらず、サボリ魔で、ちっとも講義には顔を出さず、梅雨の合間にひょっこりと顔を出して掲示板を見ると、「レポートは締め切りました」とか「試験は最終講義で実施したため、前期は実施しません」と書いてあるのに何度も遭遇した。

七夕のころは、こういう事件のことばかりを思い出しては、昔を懐かしんでいる。娘にもその話を何度もした。幸いにも、娘にはサボリ魔は遺伝しなかったようです。

おバカな私ですが、こんな作品も残っています。

たなばたや浴衣のすそのその奥へ  ねこ作


さて、「火の一句」考えよう。
今年は載るぞ。

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