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2007年4月25日 (水曜日)

風に吹かれて

 何を求める風の中ゆく  山頭火句集「雑草風景」から

座右の句集を開けたら、この句が飛び込んできた。

山頭火はこの句を、おそらく、秋に詠んだのだろう。しかし、たった今、私の居る部屋の窓を開けると心地よい風が吹きこんでくる。

春霞の空にヒバリが高く舞っている。

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先日、電車で出勤をした。最寄の駅で同僚に相乗りして数キロ先の職場まで山道を上って行く途中に蓮華畑を見つけた。一面の蓮華畑を前に、子どものころのさまざまな思い出が蘇る。田植えの準備が整う水田と蓮華畑を眺めながら山の斜面を職場に向かってあがっていった。

あの辺りは山あいなので麦畑は少ないが、平野部にゆけば水田と蓮華畑と麦畑が小学生のお絵かきのようにギクシャクと並んでいるのに出会う。
緑の麦は近づいてみるとしっかりと穂を出している。あとひと月もすれば黄金色の穂が風に波打ち、緑が麦から稲へと入れ替わってしまう。

季節が変わっても、風は緑の上を静かに吹くのだ。

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ボブディランが歌った、「風に吹かれて」がふらっと口をつく。
意味も分からず歌ったころがあった。

♪    ♪    ♪
How many times must the cannon balls fly
Before they're forever banned?
The answer, my friend, is blowin' in the wind
The answer is blowin' in the wind
♪    ♪    ♪


山頭火も、答えを風の中に見出そうとしたのだろうか。

風は人を素直にさせる素晴らしいツールだ。

2007年4月20日 (金曜日)

エンドウと蕗とホオジロ

忙しくて、てんてこ舞いの日が何日も続いて、コメントを貰っていたのに、確か読んだけど何処に書いてもらったのかを見失ってしまったよ>ごめんね


一転してきょうは、うららかな日です。朝から母を眼科へ連れて行き、そのあと、苗屋さんに寄って、なすび、きゅうり、スイカ、瓜などの苗を買う。

実家に帰って畑を見るとエンドウがたくさん実をつけている。
オヨヨ。地面には蕗が一面に大きくなっているぞ。

そこで、エンドウを両手にいっぱいほど摘み、袋に詰めた。
次に、蕗をひと握りほど摘んだ。
新たまねぎも転がっていたので2,3個いただくことにした。

庭の木の枝からブロック塀へとホオジロがチョンチョンと散歩をしている。
ほんと、うららかですが、下り坂らしいですね。

+     +

先日から美味しいもの尽くしです。
・カツオの美味そうなのが手に入ったので、早速、「カツオ茶漬け」
・竹の子の美味そうなのが手に入って、早速、竹の子ご飯、若竹煮。
・近所の野菜直売所で、ぴちぴちの苺も見つけたし。

その少し前に味噌汁のダシを「煮干」に変えて、大好評です。

春は、とにかく、旬が美味いよ。
今夜は、エンドウと蕗を素材にして愉しもうか。

2007年4月16日 (月曜日)

春が来ました

冬が終わって春が来ました。今年は暖冬でした。

地球温暖化の影響とささやかれ、我々の直面している地球の危機を大勢の人々に知らせる意味では大いに役立ちましたが、3月下旬から桜が咲き始めるニュースに諸手を挙げては喜べませんね。

このメルマガを書き始めても、時々刻々と暖かさが増してきて、東京や名古屋の開花宣言のあとは県内での開花宣言と続きます。津市の偕楽公園にもお花見用の飾り付けが始まっていました。(メルマガ発行のころには咲いているかもしれません)


 新しき菜籠が一つ春の土間   津市・野田利勝
 み吉野のどの山からも初音して 奈良市・田村英一

平成18年度の「山の一句」にこんな春の句がありました。
たくさんの人が待ち侘びた春だけに、一句一句に歓びが満ち溢れているのを感じます。

昔々、まだまだ木枯らしが時より吹く季節であったでしょうか、野山でふきのとうやウグイスを見つけると家まで跳んで帰って母に報告していたころがあります。

*

「初心忘るべからず」(初心不可忘)。

世阿弥が「花鏡」のなかに残したこの言葉を、編集作業をしながら思い出し、考え続けた。いつもこの季節になると必然ともいえるが、花が咲き花が散るのを眺めながら、世阿弥の書を読むというのも因果な話であるのかもしれません。

さて、ここで世阿弥が言う初心とは、新入のころの初々しさや緊張などを表すようなニュアンスではなく、「その時々の芸の未熟さ」を忘れるな、ということであったらしいです。

つまり、我々がこれまで蓄積してきた仕事の技を世阿弥のいう芸に当てはめるならば、その芸の道に終わりはないのだから今後も未熟者である心を忘れてはいけないのだ、ということになります。

実は筆者もメルマガを前任者から引き継いで2年がちょうど終わったところであり、この言葉は私自身を戒めるものでもありました。

皆様に配信を待たれるようなメルマガを作れるように工夫をしてゆきたいと心を新たにしています。

進化というもの

自分自身のことを思うと、やはり進化に乏しい。
しかし、人生の足跡が、ただまっすぐではなく、いくつかの曲線で織り成されているのだとすると、その関数は見事なほどに美的であるはずだ。

2007年4月11日 (水曜日)

夢を追い幸せを食べる虫

新年度は、あれこれと昔を掘り起こしてみたりして、喚起を促す言葉に再会することも多い。

1983年の新年の日記に

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未知なるものに好奇心を向けて、様々な方法によってこの欲求を満たそうとしてきた。そんな気持ちを殆どの人は、もともと持っているのではないだろうか。

山の向こうには何があるのかと、日没になると母親に尋ねた子どもの頃の方が、今よりも遥かに私は、学者だったようだ。

子ども心を棄てきれずに「夢を追い幸せを食べる虫」(自称)である私は、前にある未知なるものを見つめられるよくきく眼と、それを輝かせるに足るだけの涙を、今年もまた追いつづけることになるだろう。
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と書き残している。
今の私よりも、あのころのほうが冷静でありながら、夢も大きく新鮮味に満ちていたことが伺える。

この中で、「よくきく眼」と書いているのは、まさしく大岡信さんのパクリだ。

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波動というはるかなもの  (大岡信)

よくきく眼は必要だ
さらに必要なのは
からだのすべてで
はるかなものと内部の波に
同時に感応することだ
こころといふはるかなもの
まなこといふはるかなもの
舌といふ波であるもの
手足といふ波であるもの
ひとはみづから
はるかなものを載せてうごく波であり
波動するはるかなものだ
-----

これが頭の中にあったのだろう。

私は、ほかに〔新島襄先生座右の句、丹羽先生の講義録から〕と注記し

自然毅然 処人靄然
無事澄然 有事旗然
得意冷然 失意泰然

ということもメモに書き出している。

これは、崔後渠の「六然」から拝借してきたものらしく、どうやら間違っているようで、正しくは

自處超然 人處藹然
有事斬然 無事澄然
得意澹然 失意泰然

であるらしい。

その意味を解釈すると

じしょちょうぜん :自分自身には超然とあれ
じんしょあいぜん :人と接する祭には藹然とあれ
ゆうじざんぜん :有事には斬然たれ
ぶじちょうぜん :無事には澄然たること
とくいたんぜん :得意であっても澹然とし
しついたいぜん :失意におちても泰然たること

というようになる。

今の私の目標は
・ 一日一回、ダジャレを言う
・ 一日一回、楽しく嬉しかったことを振り返る
・ 一日一魚を喰う
であるが、この
・ 「六然」を唱和する、
も追加しようか。

三日坊主かな。

2007年4月 1日 (日曜日)

のどかな海へ

一昨日の深夜は雷の轟が響いて、窓ガラスをも揺するほどの勢いだった。カーテンを開けても稲光は滅多に見えず、どこか遠くを寒冷前線が通過していったのだろう。きっと伊勢湾の上まで震わせているに違いない。

あの時の雷さまが残していった傷跡のように、無残な姿となってしまったお隣さんのコブシの花が、道路に散っている。あれは昨日のことだったのだが、夜中になると強い風が吹くらしく、今朝もまたパラパラと花びらが落ちている。

牡丹散りて打かさなりぬ二三片。
これは蕪村の句だが、コブシなので
「こぶしちり雷さまの爪のあと」
とでも詠むか。(ねこ作)

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さて、嬉しいことにバイクのエンジンが1発でかかったので出かけることにしました。
お決まりのコースでいこう。

パールロードを経て、大王崎、志摩大橋、御座岬という具合にのんびりと走る。
気持ちがいい。

海のほうの視界はすっきりしていないので、大型貨物船などが必ず見えるのですが、今日は諦めねばならないみたい。水平線もくっきりとしない。

黄砂じゃないと思います。
水蒸気なんだろうかね。


パールロードの上から海を見下ろしていると無性に波打ち際に行きたくなってくる。
そこで、もうひとっ走りして、御座岬(御座漁港)まで行ってきました。

志摩大橋からの景色も堪能して半島の先までびゅーん。

朝の競りも終わって、市場の中の人が何名か固まりになって立ち話をしているシルエットが見える。
係留された漁船もお仕事を終えて小波に揺られています。

漁港の香りが立ち込めています。
波打ち際まで寄るとピチャピチャと小さな音を立てています。

ほんま、のどか。150キロあまりを4時間ほどで走ってきました。

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