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2006年6月24日 (土曜日)

第34話【花も嵐も】 やっぱり僕はひとりの方が…

私の机の、いつも手の届くところに何冊かの本があります。
それは、子どものころに買った北山修の詩集、吉田拓郎や中島みゆきの歌の詩集、ルポや写真集、国立民族博物館の機関誌や先生の著書であったりします。

 人は誰もただ一人旅に出て
 人は誰もふるさとを振り返る

と北山修が「風」の中で書いているように、私たちもまた誰もが旅人であり、これから旅人になれるのだと思います。

また、北山修は、「さすらい人の子守歌」で、

 旅に疲れた若い二人に
 さすらい人の子守歌を
 星は歌うよどこへ行くの
 ふるさとのあの丘に
 もう帰れない
 今はもう帰れない

と書いています。

これからも私は、まだ出会ったことのない風景や味覚、人物、遺跡などを、自分の好奇心の続く限り訪ねて歩きたいと思います。
未知だったものと触れ合い、そして感動することで、自分をリフレッシュして新しい旅への原動力を得ることができます。
「旅をすること」って、自分をいつまでも若返らせておく手段なのかもしれません。

インターネットのメディアに情報が溢れています。
その情報を常に掴んでいないと不安になることがあります。
しかし、その不安は正しい不安ですか?私はそんな不安なら幾ら持っても構わないし、びくともする必要もないと考えます。
溢れる情報は適度にして、想像を膨らませるのだ。自らの心や感性が生み出す好奇心を胸に、それらを持続させて旅をするスタイルをこれからも維持したいと私は考えます。

誰のために、何のために旅をするのか。
何故、バイクなのか、何故、雨でも走るのか。
多くの人々が抱き、いつの時代の誰もが言い続けてきたことです。

これを書きながら、「ツーリングとは何なんだ」、などというような自問に、ぼんやりとですが理屈を当てはめようとしている自分がいて、あたかも答えらしいことをスラスラと自答している自分がいる。
すると、ちょっとした安堵が心に満ちて来る。

現実からの逃避なの?
感動をする欲求?
まっすぐな道をただ走りつづける衝動?
もうひとりの自分の発見?
人生の縮図を探すの?
ロマン?
生きている証拠?
青春を探すの?
限界を走り切る感動?
センチメンタル?

・・・・

しかし、やはりそこに答はない。
ある必要もないのかも知れない。

---
34話をもちまして「花も嵐も」は終わりです。(転載終了)
どうも、ありがとうございました。

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