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2005年9月21日 (水曜日)

秋は、夕暮

 朝夕にはすっかり秋の気配が漂い始めました。秋は、さまざまな形容が似合う季節です。中秋の名月(9月18日)もくっきり鮮やかにみえました。このメルマガがお手もとに届くころは、立待、居待、寝待と月は少しずつ小さくなり始めていましょう。ごゆるりと風流をお楽しみください。

 さて、光化学スモッグ緊急時措置体制は、9月中旬をもって終了しました。たくさんのみなさまのご協力、どうもありがとうございました。

 今年も例にもれず台風がたくさんやってきました。多かれ少なかれ爪痕を残してゆく自然の猛威ですが、台風が過ぎ去ったあとの青空や夕焼けは綺麗です。空気に汚れがないことで、波長の短い光線が透過し易くなるからなのでしょうか。紫色がとりわけ鮮やかです。

 「秋は、夕暮。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへ、あはれなり。」

 夕焼け空を写してホームページやブログに掲載している人をたくさん見受けます。

*

 巻頭にも触れましたが、今の季節の夕焼けは七変化で、人々を感動させてくれます。

 その昔(学生時代)、ある夕暮れのことです。西武鉄道沿線のある駅で電車を降りて連絡橋の階段を昇ろうとしました。ところが非常に混雑して昇れません。どうしたものかと少しイライラしながら人ごみをかき分けて行きますと、夕焼けの中にくっきり赤く映える富士山が見えたのです。帰宅を急ぐ人はその美しい景色に見とれて立ち止まっていたのが渋滞の原因だったわけです。そのとき、「へぇー東京からでも富士山が見えるんや」と気づいたのです。昔から武蔵野台地には夕焼けが綺麗に見えるところが無数にありまして、実は母校の屋上からも新宿の高層ビルの向こうに綺麗な富士山が見えることをあとで知りました。

 私たちの身の回りには、まだまだ残してゆかねばならない自然が溢れています。台風が過ぎ去ったあとの大気環境データは、空気が非常に綺麗であることをその数値で示しています。空気は本来からこのように綺麗に澄んでいたのでしょうし、みんなで努力をすればきっと元に戻せるはずだと思います。

 身近なところから、その一歩を始めたいものです。

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