2018年4月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          
フォト

BIKEs

  • 平成24年(2012年)最後の春(閏日)のKLE
    かつて
    バイク・ツーリスト
    だったころ

Walk Don't Run

  • ユース宿泊スタンプ帳
    忘却をおそれず
    記憶を記録として
    遺そうと思う
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ

« 沙羅双樹おもいおもわれ裏に咲き | トップページ | たなばたや浴衣のすそのその奥へ »

2005年6月26日 (日曜日)

銀マド>黄色い麦わら帽子

銀のマドラー〔回想篇〕

╋ ╋ ╋ ╋ ╋ 

あれは いつのことだったのか
小麦色の肌の
クラスメイトの女の子と
バスの乗り場で手を振って別れた

夏休みが終わるころ
教室の席がとなりの彼女に
電話を入れた
遊びに行っていいかい?

電車とバスを乗り継いで
灯台のある
小さな漁村に私は着いた
バスの停留所で迎えた彼女は
黄色い麦わら帽子だった

強烈な印象
16才の夏

バス停から灯台まで歩いた
真っ青な海と水平線を見おろした
町の一点を指さし
--- 青い屋根が見えるでしょあれが私の家よ
と教えてくれた

真夏の日差しを気にせずに
小さな漁村の狭い路地を
歩き回った帰りに
バス停まで見送ってくれた

それから数年して
彼女に手紙を書いた
名古屋の或る銀行に
彼女は勤めているという
涙が出るほど嬉しかったです
と書いた返事をくれた

東京の下宿に戻る時に
駅で待ち合わせた

でも 彼女は来なかった


----------------
別れの風景>夏の終り(黄色い麦わら帽子)
99/09/15 22:04

« 沙羅双樹おもいおもわれ裏に咲き | トップページ | たなばたや浴衣のすそのその奥へ »

【随想帖 I】」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/46088/53876334

この記事へのトラックバック一覧です: 銀マド>黄色い麦わら帽子:

« 沙羅双樹おもいおもわれ裏に咲き | トップページ | たなばたや浴衣のすそのその奥へ »